約 3,634,207 件
https://w.atwiki.jp/infinityclock/pages/88.html
音楽は嫌いじゃない。 美しい音楽は大好きだ。 でも、世界は不快な音に満ちている。 不快なざわめきが聞こえる。 つんざくような爆裂音が聞こえる。 夜に似合わない、騒がしい音の波が押し寄せてくる。 それは、彼にとって到底我慢できるものではない。 「……バーサーカー」 和装の少女が隣に現れる。 凛々しく整った顔立ちに、均整の取れた肉体。誰が見てもひと目で『美少女だ』と呼ぶその少女。 ただ、目は光を湛えず、ただ虚空を眺めている。 心ここにあらず、という様子をそのまま表しているような姿で、ただ漫然と立ち尽くしている。 「あの雑音を消しに行こう」 青年が声をかけると、少女の眉がぴくりと持ち上がった。 がち、がち、がち。 油の切れたぜんまい仕掛けのおもちゃのように、ぎこちなく少女の首が傾く。 何もなかった少女の瞳に、暗い色の光が灯る。 そして、一言だけ、こちらと意思疎通をするように、零した。 「……音楽家が居るのか」 「分からない。だが、不快な音を掻き鳴らす奴らは居る」 バーサーカーは、何も答えない。 ただ、腰元に挿していた日本刀を抜いた。 風が騒ぐ。少女の袴の裾が揺れる。 奇妙な形のポニーテールが、髪に飾られた鮮やかな花が、美しく舞い踊る。 「また、お前が居るんだな。ここには、お前が」 月に彩られ、刀が怪しく煌めく。 少女は、闇夜に向かって飛び上がった。 それを見届け、青年も、夜空の下でスイッチを取り出す。 光が走り、星座が生まれた。 そうして今日もまた、一つ、静寂が増える――― ☆元山惣帥 ここがどこかは知らない。 だがここは理想郷だった。 粗野な人間は居ない。 都市部にはビル街のようなものも見られるが、自然と人工は完全に隔離されている。 元山のお気に入りの場所からの景色を遮るものは何もない。 ただ、澄み渡るような空の下、閑静な住宅街の向こう側に、輝く緑の山林が広がっている。 ここならば、静寂の中で絵を完成させることが出来る。 何も知らないNPC時代にも、その当たり前のことに大喜びしたのを覚えている。 邪魔するものの居ない理想の環境。 存分に、納得の行く作品を描くことが出来る。 他人にとってはなんともないが、元山にとってはなんともかえがたい幸せ。 元山は、そんな幸せを噛み締めながら、日々を過ごしていた。 もし、街が静寂の中にあり続けるなら、そのまま消えてしまってもいいとさえ思っていた。 世界が消えるその瞬間まで、静寂の中で、作品を描き続けることが出来る。 それは、ひょっとすると、神経質な元山の理想とする生き方だったかもしれない。 NPCの元山は幸せだった。 元山がNPCだったころ、この世界はまだ理想郷だった。 なのに。 ふ、と左手の甲を見る。 ペルセウス座を複雑にしたような痣が浮かんでいる。 理想郷は、脅かされてしまった。 静寂は切り裂かれ、また心を乱すものが現れてしまった。 それは、数日前の、昼の事だった。 ◇ その日も、元山は屋上で絵を描いていた。 並んだ住宅街と、山と、空。静かな世界のありのままの姿を、キャンパスの中に再現しようとしていた。 ここの青は、もう少し濃いほうがいい。 こっちの緑は、光がある。黄色を足して、赤も混ぜようか。 そんな、幸せな思考を巡らせながら、世界と向き合っていた。 がぎぃん――― 嫌な音が耳につく。 その音が、幸せだった心の記憶に亀裂を生む。 がぎぃん、がぎん、がぎん――― この音はなんだ。 不愉快な音だ。 この静かな街に似合わない。 いらいらする。 頭痛がする。 耳をふさいでも、音は指をすり抜けて頭まで飛び込んでくる。 ざ、しゅっ、がぎん、しゅ、ざしゅっ――― 不快だ。 気分が悪い。 この音を止めたい。 止めなければならない。 描きかけの絵をそのままに、毛先を黄緑に染めた筆を持ったまま走る。音の元へとただただ走る。 駆け下り、走り、見つけた。 音の発生源に居たのは、三人の男。 槍を抱えた男と、スーツを着た男。そして、地面にへたり込んでいる男。 「なんだあ、てめえはあよう」 槍の男が、穂先を元山の方にずらす。 『あれ』だ。 あの槍が、この嫌な音を出していた。 あいつはこれからもあの槍でで不快な音を出し続ける。 そう思うと、元山は、我慢できずに叫び声を上げた。 「うるさい、うるさい! 集中できないんだよ!! 耐えられないんだ、君たちがいると!!!」 怒りに震える肩、わななく膝。 衝動に任せて右手を突き出す。 手に握りしめていたのは筆はなく、黒いスイッチ。 いつの間にかポケットから取り出していたそれをちらと横目で確認し、瞬間、全てを思い出した。 このスイッチは邪魔者を排除するための力だ。 元山は、以前からその力を使って邪魔者を排除してきた。 スイッチを押す。 宇宙の神秘が降り注ぎ、ただの青年を超進化へと導く。 『我が心を乱す者め、その罪、裁かせてもらうぞ!』 そこにもう青年は居ない。 鋼のような肉体。 異形の顔貌。 身体に光るのは、最輝星を失った青白い星座。 その星座が象るのは、メドゥーサ殺しの理由ペルセウス。 右手に持つのは勇者の剣『巨剣オラクル』。 左手に装着しているのはメドゥーサの首を模した篭手。 その姿の名を、元山は知っていた。 ペルセウス座の怪人。ペルセウス・ゾディアーツ。 元山のもう一つの姿。静寂を生むための力。 心優しきNPCが、我儘な勇者に変貌した瞬間だった。 叫び声を上げながら、槍の男へと駆け寄る。槍の男は動かず、ただじっと元山の方を見つめている。 気に食わない。スカシている。 こんなに元山を邪魔しているのに、その余裕はなんだ。 オラクルを振るうと、槍の男―――ランサーはそれをいともたやすく弾き、ペルセウス・ゾディアーツと化した元山に向けて突き出した。 ペルセウスの左肩を一突き。血の代わりに火花が散る。激痛が走る。 だが、戦う意志は折れない。むしろ増した。 こいつは、これからもこうやってこの街を騒がしくし続けるんだ。ここで止めなければ、いつまでも、いつまでも。 左肩に宿った熱が、左手の、メドゥーサの顔を象った篭手を焼く。 だが、傷はない。むしろ、身体の奥から新たな力が湧いてくるような気さえ覚えた。 力とともに、知識があふれだす。 ランサー、槍兵としての逸話を持つサーヴァント。 サーヴァントは、この街で行われるこの『静寂を乱す争い』、聖杯戦争の参加者に与えられる力。 気に食わない。 気に食わない。 気に食わない。 この音を止める、その力を望む。左手が激しく輝き出す。 ペルセウス・ゾディアーツはその左手を突き出し、槍兵の出す音をかき消すために叫んだ。 『この音を止めろ!!』 声に応えるように、槍兵の頭が飛ぶ。 槍兵の目は、何が起こったのかわからないという風に見開かれていた。 再び一閃が走り、頭と、槍と、身体が両断される。槍兵はすぐに粒子になって消滅した。 「……違う、音楽家は……もっと、周りの音を聞き……攻撃を……」 三人の男ともペルセウスとも違う新しい声に振り返る。 背後に居たはずのへたり込んでいた男は見えない。間に一人。侍のような少女が立っている。 少女と目が合う。 涼やかな顔、研ぎ澄まされた刃のような気配。身体に重なって見えるのは『バーサーカー』というクラス名。 その少女を表すうまい言葉は思い浮かばなかったが、元山の基準で言うなら、彼女は、とても『静か』だった。 「……」 少女が剣を鞘に納め、虚空へと身を溶かす。使命は終わった、と言うように。 そこでようやく分かった。彼女こそが、元山のサーヴァントなのだろう。 少女が消え、ペルセウスと男を遮るものがなくなった。 へたり込んでいた男は、愕然とした顔でこちらを見つめている。 もう音は止んだ。だが、ペルセウス・ゾディアーツの目標はまだ遂行されていない。 男に歩み寄り、おどろおどろしい様相を貼り付けた左手を突き出す。 『これ以上、騒がれても困る。君たちはここで、静寂のまま、この舞台から消え去れ』 左手で男の頭を掴み持ち上げる。 腰くだけていた男は途端にあわあわと、赤子のように身を捩るが、怪人の膂力からは逃れられない。 そして、瞬く間に石像に変わった。 メドゥーサの左手の力。触れたものと、メドゥーサの貌が見たものを石に変える力。この世界でも、問題なく発揮できるようだ。 石化した男を放り投げ、振り返る。 槍兵のマスターだった男は、ひ、ひ、ひ、と引きつるような声を二三度上げた後、最後に大きく叫んだ。 叫び声が消えるのに、十秒とかからなかった。 ◇ あれから、元山はまだこの煩い戦争の中に居た。 自分が呼びだされた理由はわからない。 そうまでして叶えたい願いもなかった。 強いてあげるなら、『静かな環境で、納得の行く作品を描きあげたい』だけだった。 それができるなら、NPCで良かった。 それが一番幸せだった。 だが、この世界は、そんなちっぽけな願いすら聞き届けてくれない。 殺し合いが耳障りな音を生み出す。 それが、元山には我慢できない。 だから、止める。 殺し合いを、ではない。 聖杯戦争を、でもない。 『参加者たち』を止める。 元山の静寂を、元山の理想を邪魔するものは許さない。 この街から不快な音を消す。 静寂を取り戻す。 煩い参加者たちは全て石像に変えるか、バーサーカーで切り飛ばすかして消滅させる。 静寂が取り戻されたならば…… 以降は、NPCの頃のとおりだ。 ただ、この世界が消える瞬間まで、納得の行く作品を描き続ける。 別に誰が優勝しようと構わない。 静かに、静かに、元山の芸術活動を邪魔しないよう戦争をしてくれるなら、元山も彼らの邪魔なんかしない。 元山はただ、この絵を描き続け。 描き終えたら、その絵を誰かに託し。 バーサーカーを座に返し、静かに、この世界を去る。 元の世界に未練がないわけではないが、この素晴らしい世界を静寂の中で描いて消えるならそれでもいい。 「バーサーカー」 声に答えてバーサーカーが姿を現す。 やはり彼女は、静かだ。人間らしさを感じさせないほどに。 「君がサーヴァントで、良かったよ」 この感謝も、バーサーカーは理解していないだろう。 彼女と交わせた僅かな言葉で分かったことは、彼女が『とある音楽家(誰かは知らない)』を心から憎んでいることだけ。 元山は、少しだけ考え、聞く耳を持たないバーサーカーに、こう告げた。 「この世界は、君の憎むような音楽家の居ない、静かな世界だといいね」 バーサーカーは、元山の言葉を聞き届けると、何も返さずに霊体化した。 元山は、返事がないことも特に気にせず、再び仮初の静寂に包まれた世界をひたすらキャンパスに描き続けた。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 アカネ@魔法少女育成計画restart 【パラメーター】 筋力:A 耐久:C 敏捷:C 魔力:B 幸運:D 宝具:D 【属性】 中立・狂 【クラススキル】 狂化:B 精神汚染からくる狂化。理性の大半を失っている。 筋力を二段階、他のパラメータを一段階ずつ上げるかわりに正常な思考とほとんどの意思疎通が不可能になる。 彼女と交わせる情報は『音楽家』に関するいくつかのことだけ。 【保有スキル】 魔法少女:C 魔法少女である。ランクが高いほど高水準の魔法少女となる。 魔法少女は人間離れした戦闘能力と視覚聴覚を得、排泄や食事などの新陳代謝行為を一切行わなくて良くなる。 また、疲労の蓄積する速度が人間よりも遥かに遅く、長期の不眠不休にも耐えられるスタミナと常人離れしたメンタルを持つ。 更に、固有の魔法を1つ使える。 バーサーカーは魔法少女状態でしか聖杯に記録されていないため、このスキルの発動は阻害できない。 殺しの間合い:D 殺し合いによって培った剣士の洞察力と、殺し合いを生き抜いた野生の嗅覚。 彼女が『狂化』へ至る過程で手に入れた生きるため/殺すための力。 敵の行動・能力に順次対応してその敵を殺すための行動へと移れる、ほぼ反射レベルの殺傷衝動。 このスキルのおかげで彼女はバーサーカーではあるが、少しだけ技術のようなものも用いることが可能。 精神汚染(音):B 森の音楽家によって刻まれた、消えることのない心の傷。 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。 さらに、『音楽』に対する強い執着と破壊・殺戮衝動を持つ。 バーサーカーのクラスで呼ばれたため、音楽に対する破壊衝動と敵への躊躇のなさが強くなっている。 家族思い:― 失ってしまったスキル。 奪われてしまった生き方。 少女の精神汚染の根底にあるもの。 彼女は、家族のことが大好きなただの少女だった。 【宝具】 『見えているものならなんでも斬れるよ』 ランク:D 種別:対人 レンジ:視界内 最大捕捉:30 視界内にあるものに対し、距離を無視して斬りつけることが出来る。 発動には彼女が手に持っている魔法の日本刀・魔法の脇差しのどちらかを振り上げ、振り下ろすというプロセスが必要。 相手の姿が見えているなら、防御魔法も、結界も、無敵のスーツも、全てすり抜けてありのままの相手を斬りつけることが出来る。 視界内にあるならば、たとえ数キロ先からでも斬ることが出来る。原作では2km先の骸骨のモンスターを肉眼で捉え、斬りつけた。 ただし、斬る瞬間に『視界に収めている』必要があるので、逃げられたり隠れられたり煙幕を張られたりするとこの宝具は発動できない。 【weapon】 魔法の日本刀、魔法の脇差し 魔法の装備。決して折れることはなく、切れ味も抜群。 【人物背景】 「終わったのではなかったのか、音楽家」 なんてことはないただの魔法少女であり、二人の姉、一人の妹、そして実の母と殺し合いをさせられて精神が崩壊してしまった少女。 彼女の行動原理は一つ。 『音楽家への強い敵意』。 【捕捉】 とある『電脳世界を操る魔法少女』が、身勝手な正義の為に、多くの魔法少女のデータを『彼女の世界』である電脳世界に刻んだ。 彼女の刻んだ魔法少女のデータは、同じ電脳世界に生まれようとしていた聖杯に少しだけ干渉し、聖杯自体も聖杯の製作者も認識できない程度の影響を与えた。 正統な英霊として呼べないはずの市井の魔法少女たち。彼女たちが、あたかも英霊であるかのように電脳の聖杯に末端に記録されてしまうという影響を。 彼女―――バーサーカーは、そんな電脳世界に刻まれた魔法少女の一人である。 バーサーカーは正統な英霊のような伝説も格も持ちあわせてないが、この世界が『電脳世界の地続きにあるもの』であったため、偶然呼び出せてしまった。 【マスター】 元山惣帥@仮面ライダーフォーゼ 【マスターとしての願い】 静寂の中で絵を描き上げたい。 【能力・技能】 ペルセウス座の怪人(ペルセウス・ゾディアーツ) スイッチを使うことで変身できる怪人体。 怪人というだけあって強く、コンクリートを発泡スチロールのように砕くことが出来る。耐久力も向上。 右手には巨剣オラクルを、左手にはメドゥーサの首を模した篭手をつけている。 これは怪人としての装備であるため、スイッチを切れば消滅する。篭手は肉体と融合しているので奪うことは不可能。 左手で触れたものを石に変えることが出来る。石化したものは彼を撃破(スイッチを破壊)するまで解除されない。元山からの任意解除も不可能。 マスターを完全に石化させたならば仮死状態扱いとなり、そのマスターからの魔力の供給はほぼ途絶える。 類まれなるラスト・ワンの先に向かうことが出来る怪人。後の展開を考えれば、彼は覚醒しても黄道十二星座にはなれなかったのだろう。 宇宙の超神秘を身にまとっているので鯖とも斬りあえる。が、勝てるわけではない。 なお、芸術に対して心を乱すようなことがあれば、相手への石化を完璧なものにすることはできない。 この装備の持つ神秘、そして天ノ川学園高等学校という神秘の収束地に作られた学校で生活していたことが関係し、一般人よりも豊富な魔力を有している。 芸術家 芸術に関する知識。美しい物を好む。 本人も絵画を嗜み、一般人よりも高い画力を持っている。 ただ、芸術好きも行き過ぎた部分があり、芸術を邪魔するものを極端に嫌う。 それは他人のたてる騒音であったり、視界に入るビルだったりと様々。 それは彼にとって、『巨大なビルを破壊してでも』『相手を石化してでも』正すべき問題である。 【人物背景】 ただの高校生。 仮面ライダーフォーゼ15話・16話の怪人枠。 全てが理想通りに進まないと気がすまないというのは、リブラ・ゾディアーツの評。 子供達に自身が納得の行く素敵な絵をプレゼントしたかっただけの心優しい青年。 【方針】 特に願いはない。 ただ、静かな世界で絵を描いていたい。 聖杯が欲しい訳でも、帰りたいわけでもない。 ただ、『聖杯戦争』なんていうくだらない騒ぎで創作活動を邪魔されたくない。 そのため、積極的に動きまわる主従は潰していく。 仮に優勝したとして、聖杯に願いを届けるかどうかは不明。 芸術に理解があり、彼の芸術活動を邪魔しない人物とならば手を組むことも可能。 優勝への強い願いもないので、もし協力者と最後の二人になったならば、思う存分絵を描き、満足の行く絵を描き終えた後で協力者に聖杯を譲るだろう。 幸い、この聖杯戦争にはタイムリミットがないので、邪魔されないなければ気が済むまで芸術活動に専念できる。 時間制限があるとすれば、行動方針も変わるか。 アカネは珍しい遠距離に対応したバーサーカーである。 また、魔法少女であるため自前の魔力にもやや余裕がある。 近接戦・中距離戦・遠距離戦ともに魔法少女の超反応と宝具であり魔法である『見えているものを斬れる魔法』で対応が可能。 もし相手の姿を知っているなら、遠距離からの一方的な斬撃で全ての決着が付く。 ただ、元山は戦争自体に乗り気ではないし、アカネに自動で探すような気遣いもない。 弱点は搦手や物量戦。視界が晴れていない環境でも不利になる。 自分の得意分野で戦えるよう相手を誘き出すか、用意ができる前に相手を捕らえるかが勝利への鍵と言える。
https://w.atwiki.jp/seisakusya1/pages/497.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:バーサーカー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:カール5世 【レベル】:70 【アライメント】:秩序/悪┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:30+10 【耐】:50+10 【敏】:40 【魔】:20 【運】:40 【宝】:60┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ 【令呪残数】:狂狂狂 【貯蔵魔力】210/210 【魔力供給の不足】:┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ∧ ∨ { / / / ∧ ∨ ∨ / / / // \\\ ∨ / / / / / \\ ∨ ´ ̄「ミ、./ / / / \ ∨// l| ./ / /./ _\ ∨ | / -= ./ 乂_>{从\ \ / -=イ八≧=- _>-ハ(⌒ .≧≠≦ニニ Y≧=- /⌒{ V__ -=ニニ }=- \ _/ 人.}ヾミx、 -=,.ィfア´八ニ=- \ _ -=≦ ./ 八 -=≫≪_ノニ}/ニニニニ=- . ヽ、___ / -=ミ( { {ヽ _」ニニニニニニニニ=- } ー==- ` 、 / ' __ .八 _ -=ニ .人 ヾー == .彳ニニニニニニニニニニレニニニニニ=- . ∨ / / /´ `ヽヽ-=ニニ {ヽ ` == ≦ニニ.イニニニニニニニ∠ _ `ヽ V ′ }=-\ `\ 八 ー<ニニ}/ニニニニニニニニニニニニ=- `ヽ { -=ニニニ=- \ `ヽ} -=ニニニ/ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ=- } { -=ニニニニニニ=- \ ニ=- -=ニニニニニニニニニニニニニニニ=- ト 八 -=ニニニニニ=- ヽニ=- >-=ニニニニニニニニニニニニニ=- |- \ 〃 〉_ -=ニニニニ=- _ -‐ -==-  ̄ -=ニニニニニニニニニニニニニニ=-、!ニ=-ハ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○狂化:D (種別:一般 タイミング:常時) 【筋】【耐】のステータスを「+10」上昇させる(反映済み)。 同時に、戦闘終了時の「消費魔力」に「+70点」の補正が加えられる。 凶暴化することでパラメーターをランクアップさせる。 理性は残っているが、暴力等への歯止めが効かなくなっている。 ○ヴォルムス勅令:C (種別:暗殺 タイミング:セットアップ) 敵陣「メイン」のキャラクターが持つスキルの数だけ成功率「20%」の判定を行う。 判定が成功したスキルは、この戦闘中使用できなくなる。 改革者ルターへ下した皇帝命令の概念的再現。対象のスキルを一時的に封印する。 宗教改革のごたごたでランクが低下しており、追放効果は失われている。 ○遍歴帝の指揮:B (種別:一般 タイミング:クリンナップ) 自陣側又は敵陣側が「対軍」「対城」の宝具を使用した場合、自陣側の勝率を「+10%」上昇させる。 また、自陣側の勝率に「+自分以外の自陣の人数×10%」の勝率補正を得る。 加えて、自陣の参戦人数を「+3人」するが、 敵陣の「対軍」「対城」の宝具を受ける時、その数値的な効果を「1.5倍」にする。 生涯を戦場で過ごしたバーサーカーの指揮能力。カリスマ・軍略スキルを兼ねる。 また複数の兵士を使い魔として短時間召喚し、戦わせる事ができる。 兵士にも狂化スキルが付与されているため、複雑な戦術は実行できない。 ○黄金率:A- (種別:一般 タイミング:常時) このキャラクターが持つ宝具の発動の為の魔力消費が「0」になる。 同時に、戦闘終了時の「消費魔力」に大幅な補正が加えられる。(「○狂化:D」に反映済み) 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。 大富豪でもやっていける金ピカぶり……なのだが、散財のスケールも凄まじい。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○欲するすべてを得んが為(プルス・ウルトラ) ランク:C 種別:対軍宝具 タイミング:クリンナップ 消費魔力:60 『クリンナッププロセス』時に使用を宣言。 自陣側の勝率に「+自分以外の自陣の人数×20%」の勝率補正を得る。 帝国の拡大を導いた、バーサーカーのモットー。国の標語ともなったその精神性が宝具へ昇華したもの。 バーサーカーの掛け声を聞いた自陣に「限界突破」の精神的・概念的バフを付与する。 バーサーカー化に伴い、強化の恩恵は身体能力向上や負傷無視などごく単純なものとなっている。 ○哀しきかな浪漫の都(サッコ・ディ・ローマ) ランク:C+ 種別:対都市宝具(対城級) タイミング:クリンナップ 消費魔力:90 『クリンナッププロセス』時に使用を宣言。 戦場の結界、陣地、霊脈を破壊し無効化する。 また、敵陣側の勝率に「-150%」のペナルティを与える。 バーサーカーの敵と結んだ教会に対する報復、それが暴走した果ての蛮行。 『欲するすべてを得んが為』の過剰強化を受けた兵士たちによる狂乱特攻。 霊基の限界を超えた蹂躙の後、兵士たち自身が「壊れた幻想」として自爆する。 ○太陽は沈まない(エスパーニャ・アブスブルゴ) ランク:B 種別:対人宝具 タイミング:クリンナップ/常時 消費魔力:30 『クリンナッププロセス』時に使用を宣言。 【耐】の戦力比較において、引分または自陣の劣位の場合、自陣の優位に変更する(戦力値は変化しない)。 もともと自陣の優位を取得していた場合、代わりに「+50%」の勝率補正を加える。 また、自陣への「種別:暗殺」スキルの効果を常時無効化する。 『太陽の沈まない国』と称えられた、ハプスブルク家の権勢と国力の具現。 バーサーカー自身とその配下との間で霊基損傷の共有分散を行い、擬似的な不死性とする。 全軍でのHP共有によるダメージコントロール。正面戦闘においては圧倒的なアドバンテージとなる。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/126.html
愛した人はどこか遠くへ行ってしまった。 信頼できる仲間はある事件が切欠でバラバラになってしまった。 私の居場所は私が正しいと思った行動でいられなくなってしまった。 私は一人に戻ってしまった。 孤独な闇の中を、私は一人さ迷っている。 「冬木市……聖杯戦争……」 見たこともない日本の街に、私は気付けばいた。 脳裏に流れ込んでくるのは聖杯戦争と呼ばれるオカルトめいた催し物のルール、無限の願望器、歴史上の偉人をサーヴァントという存在として使役し戦うバトルロワイアル。 随分とオカルトめいた話。でもこれが本当の話であればかつての大戦の時にナチスが欲しがったというのも頷ける。 巻き込まれた。というのが正しい状況だろう。 これからどうするか、考えあぐねている私の耳がガサリという物音を拾い、人の気配を感じた。 即座に音のした方向に銃口を向ける。 狭く、薄暗い路地から笑い声が響いてきたのはそのすぐ後だった。 「怖や怖や、随分と殺気だっておるのう、我が"ますたぁ"とやらは」 暗がりから人影が姿を表す。 すらりと伸びた両の手足、ノースリーブの上衣にショートパンツのズボンめいたものを履いた姿の女性だった。 目元を隠すように伸ばした前髪で顔が隠れていて判別は難しいが、恐らくは東洋人。 そしてその女が視界に入ると同時に、脳裏に頭の中に浮かんでくるクラスやパラメーター。 それは間違いなくサーヴァントであるという事の証。 私をマスターと呼んだという事はこの女が私に宛がわれたサーヴァント、という事なのだろう。 「"ばぁさぁかぁ"として顕現した者だ、見るに異国の人間か。大和の民に呼ばれなんだのは僥幸よな」 くつくつと妖艶にバーサーカーと自らを名乗ったサーヴァントが笑う。 バーサーカー、理性を失った狂戦士。 理性を失ったというには正常な言語機能の持ち主であることは見てとれる目の前のサーヴァントに対し、微かな疑問符が浮かぶ。 もっとも喋れる事と会話が通じる事はイコールじゃない。私は、彼女とコンタクトを取る事にした。 「……ブラックウィドウ、私を呼ぶのならそう呼んで頂戴、バーサーカー」 「"ぶらっくうぃどう"、異邦の言語で蜘蛛の一種か。くふふ、なるほど汝に吾が呼ばれたのも合点がいくと言う物か」 意味深長な笑みをバーサーカーが浮かべ、私の名前から一人で勝手に納得をしている。すくなくともお互いの意思疏通は出来ると判断していいのかしら。 私の名前に反応を示したという事は蜘蛛に縁のある英雄、という事なのだろう。 「吾が真名は都知久母(つちぐも)、名に引きずられし奇縁なれど縁は縁。よろしく頼むぞ"ますたぁ"」 そう言ってバーサーカーのサーヴァント、ツチグモがにんまりと笑みを深める。 ツチグモ……、ジグモの様なものかしら? 生憎と日本のオカルト知識ないからどこかで調べる必要があるかもしれない。 何にしろ蜘蛛が呼び合った縁というのは確からしい。 「貴方は聖杯に何を望むの?」 「吾の国は大和の民、汝に分かりやすく言えば日本人か。そやつらに奪われてのう」 「復讐でも望むつもり?」 不穏な感情のこもった発言に構えた銃のグリップを握る力が強くなる。 ワンダ、ピエトロ、ティチャラ。大切なものを奪われて復讐に走った人間達の顔が浮かんでは消えていく。 もしも、目の前の彼女が日本人そのものへの復讐を考えていたら。 他国の問題とはいえ、目の前のサーヴァントが虐殺を考えているのであったらそれを見過ごすのは寝覚めが悪い。 「真逆(まさか)。強き者が弱き者を淘汰する。あれは自然の摂理だっただけに過ぎぬ。怨みこそあれ、報復などする気は更々ないわ。 しかしな、その後がいただけぬ。事も有ろうに奴(きゃつ)めらは我らを人ではなく化け物として扱った。退治されて当然の人ではない何かへと我らを変えさせた。それが許せぬ」 バーサーカーは復讐を否定する。不安は杞憂に終わった。 そしてバーサーカーが不愉快そうに口を歪めながら話している最中に、彼女の背が不自然に盛り上がり服の隙間から一本の尖った何かが姿を表す。 そこにあったのは、巨大な蜘蛛の足だった。 鋭く尖ったその足先を打ち込まれでもしたら、人間であればひとたまりもない事は伺い知れる。 「土蜘蛛、それがこの化生の名よ。吾はな"ますたぁ"この忌まわしき力を使ってでもこの化け物と我らの縁を断ちたいのだ」 蜘蛛の足がバーサーカーの意思に応じる様に2・3度動くと、そのまま彼女の体の中に収まっていく。 縁を断ちたい、つまりもう化け物にはなりたくない。それが彼女の望みということなのだろう。 「嫌ってる割には、その力を使うようだけど?」 「そうでもしなければ名だたる英雄には勝てんのでな。しかし願いが叶えられば我らは化け物に姿を変える事もなくなる。この化け物に引きずられてこの様な戯けた催しに呼び出される事もない。 我らはな、もう静かに眠っていたいのだ」 そういうバーサーカーの顔にはどこか疲れたような力のない笑顔が浮かんでいた。 自分に身に覚えない化け物としての側面と同居させられている苦痛はどれほどのものか。 今はどこで何をしているかも分からないブルースならば、もしかすると彼女の苦しみに共感を抱いていたかもしれない。 「主よ、汝は聖杯に何を願う?」 「私は……」 ブルース。 クリント。 スティーブ。 アベンジャーズ。 失った私の居た場所。 もしも、ソコヴィアでの事件がなければ私達は今もチームをやれていただろうか。 もしも、やり直すことができたのなら。 「居場所を取り戻したいとは思う。でも、思うだけよ。奇跡には頼らない」 それに願えば、全ては丸く収まるだろう。 だけれどその一方で、それに手を出せば取り返しのつかない事になるという確信がどこかにあった。 多分それをしてしまったら私は彼らと会えなくなる。 ここまでの彼らの意思を、決意を、そのあり方すべてを否定した事実に、恐らく私が耐えられなくなる。 「ふむ、難儀なものよな。しかし、羨ましくもある。奇跡に頼らず望みを叶えようなどと、吾には二度とできぬ故な」 眩しいものを見るかのように、バーサーカーが私を見ながら目を細める。 これで、私は聖杯戦争に参加する理由はなくなった。 しかし、だからといってそれで私が聖杯戦争から解放される事はイコールじゃない。 「知識ではサーヴァントを失ったマスターは聖杯戦争に参加する資格を失い、必要ならば戦争が終わるまで監督者に保護を要請できるとあったわ」 「然り。なればどうする? 令呪で我が命を断ち、早々に脱落するか?」 「見たこともない胡散臭いホストに命を預けるくらいなら、まだ貴方に命を預けた方がマシね」 何が目的でこんなものを始めたかのすら分からない相手を容易く信頼して身柄を預ける事ができるほど生易しい世界で私は暮らしていない。 最低でもこの戦争の首謀者の素性が分かるまではバーサーカーと縁を切る、という手を取る気は私にはない。 そしてもう一つ、気になる事もあった。 「この聖杯に、物騒な望みを託す人間やサーヴァントはいると思う?」 「さてな、暗く冷える泥濘の様な恨みを持った者も、烈火の如き灼熱の怒りを宿した者もおるだろう。加えて今の吾の様な反英雄に属するサーヴァントすら呼び出す聖杯よ。推して知るべし、といったところだのう」 バーサーカーの返答に、私はやっぱり、と納得する。 英雄だって人間。どれだけ高潔な人格であろうとも怒りもすれば恨みもするし、間違いは犯すし衝突だってする。それは私が、私たちが身をもって経験した事でもある。 それどころか反英雄、つまりヒドラやロキの様なサーヴァントが参加している可能性もあるとわかった以上、私の中に迷いはなくなった。 「私の友人達なら、きっとこう言うわ『聖杯をそいつらに渡す訳にはいかないし、聖杯はここで壊すべきだ』ってね」 トニーはもしかしたら『それを管理して有効活用すべきだ』なんて言い出すかもしれないけれど、これは危険すぎる代物だと私は思う。 ウルトロンの時の様な悲劇が待っているかもしれない。 それを考えると、聖杯はここで壊すべきだ。それが私の出した結論。 「報酬は聖杯で願いを叶える権利。最終的な目標はそんな危険物の破壊。私と貴方はこれで利害が一致する。どう? これで手を打たない?」 バーサーカーがいなければ私は聖杯に辿り着けない以上、報酬は必要だ。 バーサーカーと共に勝ち残ったとして、彼女が願いを叶えた上で私がそれを破壊するという方針は取れる筈。 私の提案を聞いたバーサーカーは無表情だ。目元が髪で隠されている事もあり感情は読めない。 不意に真一文字に結ばれていた彼女の口が半月へと姿を変える。 路地に笑い声が響く。 バーサーカーが口元を隠しながら大きな笑い声をあげていた。 「……主は頭の良い女かと思っていたが、なるほど吾の見込みが違っていたか」 「友人に恵まれたのよ」 「大事にする事だ。よい、許す。大和が朝廷に弓引きしまつろわぬ民を束ねる頭領が一人、都知久母が今この時より真に主従を誓おうぞ、主殿。この身を存分に使うがいいさ」 バーサーカーが私の前に跪く。 "ますたぁ"から"主殿"に変わった呼称と合わせて、私をマスターであると認めてくれた、と考えていいのだろう。 "これで良かったの?"と私の中から問いかけが聞こえる。 "これで良かったのよ"と私は自分に言い聞かせる。 未練はあるかもしれない、でも後悔はしない。 スティーブの様に、トニーの様に、私は私の正しいと思った事を為す。 さあ、任務を始めましょう。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 都知久母(つちぐも) 【出典】 古事記、日本書紀、土蜘蛛草紙 【性別】 女 【属性】 混沌・中庸 【ステータス】 筋力C(A) 耐久C(A) 敏捷B(B) 魔力C(C) 幸運D(D) 宝具B 【クラススキル】 狂化 EX(A) 通常時は狂化の効果を受けないが、部分変化スキル使用時の時間経過と変化の割合で段階的に狂化のランクが上昇し最大でBランクまで上昇する。 バーサーカーは土蜘蛛への侵食の深度が即ち狂化となっている。素の状態ではDランク相当。 【保有スキル】 気配遮断 D(-) サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 部分変化 A(-) 身体の一部を妖怪の姿へと変じさせる。バーサーカーの場合は蜘蛛の足、および蜘蛛糸の精製し口内から射出する事が可能。 但し、変化時間を長時間維持させる、あるいは変化させる部位を増やすごとに狂化のスキルランクが上昇していく。 変化を解くと上がっていた狂化のランクもリセットされる。 怪力 D(A) 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 戦闘続行 -(A) 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 【Wepon】 短刀 【宝具】 『妖怪変化・大化生 土蜘蛛(おもておにのごとく、からだとらのごとくして、ししくものごとし)』 ランク B 種別 対人宝具 レンジ 0 最大補足 1 その身を土蜘蛛と呼ばれる妖怪へと変じさせスキルとステータスを括弧内のものへと変更する。 朝廷の反逆者であった土蜘蛛は本来蜘蛛とは関わりのない単なる呼び名であったが、後世には妖怪の土蜘蛛へと形を変え、また源頼光の妖怪退治の逸話にて妖怪の土蜘蛛と呼称としての土蜘蛛が関連づけられて伝えられていった逸話から発生した、無辜の怪物に近しい宝具。 化生と化したバーサーカーは相手を縛り付け切り裂く魔性の鋼糸を吐けるようになる他、人としての特性と理性が完全に失われ目の前の敵を殺害するまで暴れ回る。 宝具使用後に人に戻る場合は令呪一画の使用が必要。 【人物背景】 朝廷によって討伐された反対勢力の一つを取りまとめていた女性。 都知久母の名は常陸風土記に記されている。 土隠(つちごもり)とも言われ穴を掘って作られた住居を利用したゲリラ戦法で朝廷軍に反抗していたが、出入り口に茨を張り巡らされた事で戦法を封じられて部族郎党を滅ぼされた。 弱肉強食主義であり、国を滅ぼされた事自体は自分たちが弱かった為に致し方なし、と受け入れているがその後の伝承で『まつろわぬ民の土蜘蛛』が『妖怪の土蜘蛛』として伝えられ同一視された事で、無辜の怪物の様に妖怪としての一面を持ってしまった。 主義主張の異なる人間同士の戦に人として敗れた彼女にとって、自身や共に戦った仲間を退治されて当然の化け物として扱われる事は我慢がならない事であった。 性格は好戦的で享楽的。景気がいい事が好きな反面、堅苦しいのは嫌い。 【特徴】 目元を隠すほど伸びた前髪と肩口まで伸びた後ろ髪。両手両足の長いすらりとしたモデル体型 シャツとショートパンツが一体化した衣服の上に袖の無い上着を羽織っている。 【サーヴァントとしての願い】 『まつろわぬ民:土蜘蛛』と『妖怪:土蜘蛛』の繋がりを絶つ 【マスター】 ブラックウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)@マーベル・シネマティック・ユニバース 【能力・技能】 超人的な体術と諜報技術、銃火器知識。 ガジェット類はアベンジャーズから姿を晦ませた時に置いてきた 【人物背景】 アメリカ合衆国の特務機関S.H.I.E.L.Dのスパイにして、ヒーローチームアベンジャーズのメンバー。 妖艶な美女で個性的なヒーロー達の調整役に回る事が多く、アベンジャーのメンバーには仲間意識が強い。 今作ではシビルウォー劇中、キャプテンアメリカらとアイアンマンらでヒーロー同士が決裂した際にアイアンマンらの陣営に当初はついたものの、自身が正しいと思った事を信じてキャプテンアメリカに手を貸した事でアベンジャーズにいられなくなり姿を晦ました後からの参戦。 【マスターとしての願い】 バーサーカーの願いを叶えた後、聖杯を破壊する
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/835.html
まとめ バーサーカー性能考察 バーサーカー自体について 宝具による分類 スキルによる分類 バーサーカーの運用について お勧め概念礼装 各分類と各サーヴァント簡易解説 耐久型(防御アップ型) 耐久型(回避+ガッツ型) クリティカル型(スター獲得手段+スター活用手段持ち) デバフ型 特殊型 コメント まとめ バーサーカー性能考察 バーサーカー自体について 基本の7クラスでありながら、相性関係から唯一外れている。 与ダメージ1.5倍(シールダーには等倍、フォーリナーには半減) 他クラスからの被ダメージ2倍(バーサーカーからは1.5倍、シールダーからは等倍) クラススキルとして必ず狂化(Buster強化)またはそれに準ずるスキルを持ち、バスターのカード枚数も多い。非常にアタッカー向きのクラスとなっている。 ただし、相手を選ばない分相応の弱点も多く抱える。 クラス相性の関係上打たれ弱い ☆の発生率、集中率が非常に低く、クイックチェインも組みにくいためクリティカルはほとんど狙えない アーツチェインも組みにくく、耐久力の低さも相まってNPゲージを溜めきるのはとても難しい。 宝具による分類 性質上、攻撃型宝具を持っているキャラの割合が特に多い。 単体攻撃型高レベルで単体、つまりはボス戦向けのため、シンプルにバスター宝具が多く、相手を倒しきることが求められる。短時間の火力アップのスキルもちが多い。 全体攻撃型多数を同時攻撃するため、雑魚殲滅に向いた性能で、バスター以外にクイック型も多い。☆発生率アップによるクリティカル型もここに含まれ、☆関連スキルもちも多い。 サポート型相手の攻撃を弱体化している間に殴り倒す、回復しつつ殴り倒すタイプが多い。素殴りがメインなので複数T継続の火力バフorデバフ持ちが多い。 スキルによる分類 火力特化バーサーカーの基本系。シンプルに強いが、とにかく脆い。パーティーには盾役がほぼ必須。 火力と生存の折衷強ボス戦での殿として優秀。場合によってはオールラウンダーに活躍させることも可能。 生存特化盾役による補助がなくてもかなり生き残るため、サブアタッカーと共に序盤から殴り倒すことも可能。殿に据えて粘り勝ってもらってもよし。 デバフ型相手の攻撃を弱体化している間に殴り倒す。サポート型宝具の割合が多めだが、ゲージの貯めづらさは相変わらずなのが殆どで扱いが難しい。 クリティカル型バーサーカーの低いスター集中率を強力なスター集中スキルで補うタイプ。爆発力も高いが、スターを安定して供給できないと戦力が不安定になる。 スター供給型バーサーカーの低いスター集中率を利用してクリティカルサポートを行うタイプ。ただし、耐久性が低いためアタッカーによる速攻が求められる。 バーサーカーの運用について 盾役が攻撃をひきつけ、サポート役で援護しながら、バーサーカーをメインアタッカーにするのが基本。 陣容に余裕があれば、サポート役をサブアタッカー枠、カード事故を防ぐのも有効。 入手直後から「ターゲット集中」を持つゲオルギウス、レオニダス一世などが初心者にもお勧め。 特に宝具発動時にスターを大量獲得し、さらに最終再臨でバスター強化スキルを手に入れられるレオニダス一世は、ゲームが進んだときの相性がよくなる。 司馬懿〔ライネス〕は宝具に「クラス相性の防御不利の打ち消し効果」があり、バーサーカー最大の弱点を無効化することが出来る。 限定サーヴァントで入手機会が限られているが、バーサーカーを活かす上では特に効果的。 初期NP確保の概念礼装が揃っているなら、NP供給スキルもちのサポート、礼装などを揃え、 オーダーチェンジなどによりバフを重ね掛けしたうえで、 バーサーカーの開幕宝具で敵をなぎ倒してしまうのも一手。 お勧め概念礼装 カレイドスコープ溜めにくいNPをほぼ全て賄うため、宝具が極めて撃ちやすくなる。下位互換(虚数魔術、龍脈)との差が非常に激しいうえ、ピックアップされにくい恒常☆5なので入手は超困難なのがネック。 リミテッド/ゼロオーバーシンプルに火力を強化。こちらは下位互換である緑の破音、赤の黒鍵でも代用がある程度効く。 各分類と各サーヴァント簡易解説 B3枚、低耐久等の典型的バーサーカーから外れるサーヴァントを対象とした簡易説明。 耐久型(防御アップ型) 代表鯖はヴラド三世や茨木童子の2騎。他に清姫やタマモキャットも該当する。 メリット パーティー戦で真価を発揮するタイプ。 ダメージ軽減手段が回数制ではなく複数ターン制なので集中攻撃に強く、高難易度を中心とした耐久戦において サポーターからのバフで火力を維持しながら戦線に居座り続けられるのが特徴。 デメリット 無敵・回避という敵の攻撃を無効化できる手段がないため宝具対策は他人任せになる上、 クリティカルでの事故死を防げないため、防御補正を確保するマシュか孔明の育成がほぼ必須。 また、宝具に防御無視効果が付いている鯖が天敵となる。無敵貫通と比べて見落としがちなので、高難易度やボスに挑む際には事前に確認が必要。 茨木童子 変化スキルによる防御アップが1ターン目のみ最大60%になるので、サポーター次第では防御バフのみで宝具をやり過ごす事も可能。 弱体解除や回復手段等の自力で生存性を大きく高められるスキルを持っているので、サポーターの幅が広く取れる。 火力を伸ばす礼装の他、防御性能を高める礼装も好相性。またバーサーカーとしては意外にNPやスターを稼げるキャラのひとりでもある。 ヴラド三世 高倍率の攻防バフを持ち、狂の中では珍しくAを2+1枚持つため、Aパ適正を持つ稀有なバーサーカーとなっている。 チャージ減・高耐久スキルも揃えていることから、最低限でも玉藻の前・孔明・マーリンのいずれかをサポーターとして起用できるなら、 致命的な弱点であるNP効率の悪さをAチェインとキャスターの能力で払拭できる。現時点(H29.6月)では、Aパのアタッカー枠で唯一の狂という個性があるため、 ☆5キャスター・特に玉藻の前との相性の良さも相まって、環境さえ用意出来れば非常に優秀なサーヴァントと言える。 礼装は基本的に耐久しながら殴ることになるため、毎ターンNP獲得礼装かAを強化する礼装が噛み合う。単体運用なら耐久能力を向上させる礼装も悪くはない。 欠点は単体で運用する際の戦力の低さが嫌でも目につく。高倍率の攻バフを持つが、Bブレイブチェインを組むことが出来ないせいで火力が伸び悩み、 自分のArtsが全然ゲージを貯められないせいで単独では宝具もろくに打てないことが何よりも大きい。 耐久型(回避+ガッツ型) 回避系スキルを持っているのはクー・フーリン〔オルタ〕、ヘラクレス、源頼光、信長(水着)、アタランテ〔オルタ〕、ジャンヌ・オルタ(水着)、項羽。 その中でガッツも持つのはクー・フーリン〔オルタ〕とヘラクレスのみ。ただし、回数制回避でパーティ中で活躍できるオニキと、ガッツを主体として殿を得意とするヘラクレスでは若干使い方が異なる。 メリット 防御型と違って基本的にダメージを0にするため、宝具やチャージ攻撃対策としての信頼性が最も高い。全体攻撃を使用してくる敵に対しても非常に有用。 デメリット 強化解除・必中・無敵貫通はもちろん天敵。通常攻撃で強力なクリティカルを連発したり、チャージ攻撃・宝具を連発してくる敵は耐えきれない。 殿に置いて単騎状態に追いやれなければガッツの有効性がやや落ちる。 クー・フーリン〔オルタ〕 屈指のATK偏重ステータスを持つが、それ故のリスクをスキルで全面的に埋め合わせたタイプ。 敵全体ATKダウンとクリ発生ダウンでサポーターや自身への事故率を大幅に減らしつつ、回数回避とそれに付随する防御アップで攻撃を確実に凌いでいくのが基本戦法になる。 ただ、スキルでの防御アップの数値が最大14%と低めの為、敵の攻撃を防御アップだけで防ぐのは宝具バフの防御アップ30%を重ねられる時に限る。 元々高めなATKを活かし、「月霊髄液で開幕矢避け2回+無敵3回+チャージが終わった矢避け2回の合計7回の攻撃を凌ぎ、その間に高火力なBや宝具を叩き込む」戦法が強力。 パーティー戦での中期戦において最高である信頼性の高さと高火力を両立している為、Aパを組んで長期耐久戦をこなさねばならない必要が無い限りは、こちらを用いるのがベター。 ヘラクレス 実装から絆礼装実装以外一切の強化をされていない為、スキルや宝具倍率等が初期組と同程度ではあるが、アトラス院礼装と絆礼装を使用した際の単騎性能はずば抜けており、 「回避1ターン+無敵1ターン+絆礼装ガッツx3+戦闘続行ガッツx1+メジェドで短縮し、チャージが終わった回避1ターン」と復活及び攻撃無効化を繰り返せば、 「約7ターンの間、相手の攻撃を全て無効化しつつ強力なBブレイブチェインを叩き込める」と言う異常なまでのラストスパートを繰り広げる。 また、絆礼装のガッツ効果はスキルでのガッツ付与とは違い、相手の強化解除を基本的に受け付けないのも大きなポイント。 デメリットで挙げた「無敵貫通・必中・無敵 回避解除持ち」に対しても強力な単騎戦を繰り広げられるのは絆10のヘラクレスにしか無い強みである。 ステータスもATK寄りで、現在星4でゴルゴーンに次いで第2位であり、一定の星5LV90鯖を上回る。 メジェドの眼を用いた際にCT5の勇猛が6ターン連続で使用可能となるので、実質的ATK値はLV80+フォウ1000+絆礼装でも狂化B込みで(11655+100)x1.31x1.08≒16631にのぼる。 オニキがLV90時点でC相当の狂化込で13805x1.06≒14633である事を鑑みると、単騎である事が前提ではあるとは言え、理論上の攻撃性能はバーサーカーで最高。 尚、パーティー戦の場合は勇猛のクールタイムが存在する為、カード配分によって上下に変動するが、(16630x3+11755x2)÷5≒14681となる。 それでもオニキより多少高い(オニキはサポーターのバフを受ける事が前提なので実際はヘラクレス以上の火力が出る)が、 パーティーに寄与できるスキルが無い事からパーティー戦適性は並程度で、絆礼装取得までの道程が長い為、最大パフォーマンスを出せる場面は限られてくる。 クリティカル型(スター獲得手段+スター活用手段持ち) バーサーカークラスはスター集中度が特に低く、通常はクリティカルを狙うことが難しい。しかし、中には高いスター集中スキルを用いてクリティカルを狙うことが出来るものも存在する。 スター集中スキルを持つのは3T持続型ではランスロット、源頼光、土方歳三、アルジュナ〔オルタ〕。1Tのみでは呂布奉先、アステリオス、ベオウルフ、信長(水着)、アタランテ〔オルタ〕。 この中でスター獲得手段も両立しているのはランスロット、源頼光、ベオウルフ、信長(水着)、アタランテ〔オルタ〕のみ。 メリット 短期間での爆発力は全体でも屈指で、運用次第では監獄島などの高難易度ミッションを30ターン以下でクリアできる場合もある。 デメリット スキルの多くが火力やクリティカルを出す為のものなので、耐久性の無さでも屈指。 ランスロット カレスコにより開幕からS2と宝具で雑魚を一掃→大量に出てきたスターをS1とS3で漏れなく有効活用し、高火力クリティカルで道中の敵を薙ぎ倒すと言うのが基本戦術。 W孔明等でサポートすればその戦術を2回に渡って連続使用可能。クリティカル威力も更に高まる為、対ボス戦でさえ非常に有用と言える。運良くB3枚が揃えば、「並の単体宝具を上回るクリティカルバスターを3回に渡って叩き込める」驚異的な爆発力を発揮できる。 一方、耐久性は皆無でパーティーに寄与できるスキルも一切持ち合わせていないので、上記の戦法が失敗した際には盛大にコケる。 礼装はほぼカレスコ一択となるが、NP獲得を孔明(+マーリン)で補助できる場合、聖夜の晩餐も好相性。 源頼光 ランスロットと同じく多段hit全体宝具で星を産出し、S1で星を集めてクリティカルを狙っていく戦術が基本となる。 ランスロットとの大きな違いはBバフと回避を同時に付与できるS2、非常に広範囲な特攻範囲を誇る特攻付与スキルであるS3の存在。 宝具がB宝具であるため、宝具ターンにS2S3を使用することで、大きく宝具火力を向上させると共にほぼ確実にそのターン生存することができ、次ターンで星を吸っての特攻付与クリティカルに繋ぐことができるため、全体宝具と単体特攻クリティカルにより、総じて非常に高い火力を誇る。 欠点は星出しが宝具hit数に依存しているため、複数の敵がいないクエストの場合には星出しに難を抱える点、自身はNP関係&クリティカル威力アップスキルを持たない点である。 A2枚持ちな事から、サポーターとして想定されるキャスターとの相性が良く(特に上記の二つの欠点を補えるマーリンとの相性は抜群)、2度目以降の宝具発動が比較的容易である事も特徴。 デバフ型 他とは一線を画すデバフ効果を主軸とすることができるバーサーカー。アステリオス、カリギュラ、ナイチンゲールが該当する。 バーサーカーは被弾時獲得NPが多めに設定されているため、敵のHit数が多ければ連続で宝具を使用することも視野に入る。 メリット 無敵貫通・防御力無視・強化解除などを用いる敵が存在する一部の高難易度クエストでは有効な手段になる。 デメリット 敵に依存する部分が多い。デバフを上回る強力なバフを用いたり、対魔力や 解除不可能&永続の弱体無効 を持つボス敵や弱体解除スキルを持っている敵には対応不可。バーサーカーのデバフ効果は宝具に集中しているため、NPの確保が必要。 アステリオス 攻撃力・防御力を大きく下げる宝具を持つ☆1バーサーカー。 1Tのみではあるが攻撃力を60%ダウンさせるため、天性の魔Lv10と合わせれば防御力100%アップでダメージカットできるため、バフがなければ宝具であろうと無傷でやり過ごせる。 また、攻撃力を20%ダウンさせる効果は6T持続するため、効果持続中に重ねることも可能。 ただし、☆1相応にステータスが低いことには注意。 カリギュラ 他に類を見ない3Tに渡って宝具封印状態とスキル封印状態を付与する宝具を持つ☆2バーサーカー。 どちらの効果も通れば、敵は通常攻撃しか行うことができなくなる。ただし、宝具封印は弱体耐性を持たない敵でも確率になり安定しない。 また、ブレイク時やステージギミックで使うスキルはスキル封印中も使用されることがある。 耐久性を向上させる「皇帝特権」が確率に依存するため不安定であることを考慮したい。 特殊型 以上全ての型に該当せず、専用の運用法が求められるもの。 土方歳三 + 詳細 宝具とS3どちらも「HPが減るほど威力が最大2倍になる」という特性を持つため、瀕死時の一撃は極めて強力。 従って、宝具及びクリティカル重視の礼装が最有力であり、月の勝利者や黒の聖杯等が理論値を出しやすい。 宝具+クリティカルブレイブチェイン運用の際に土方に必要なサポーターは、大きく分けて「NP供給役」「スター供給役」「火力サポーター」「タンカー(盾鯖)」「HP1ガッツ付与」である。 NP供給役 短期戦になるため、スキルでのNP供給が前提となる。光のコヤンスカヤまたは孔明が最有力候補。 スター供給役 同じくスキルでの供給が望ましい。最有力は光のコヤンスカヤ。時点でアマデウスや新宿のアサシンが有力だが、1枠を丸々取られてしまう為、ゴールデン捕鯉魚図をサポーターに装備させるのが良いだろう。 火力サポーター 最有力は光のコヤンスカヤで、NP供給時にHPを少し減らしてくれる。次点でマーリンだが、こちらのBバフは同時に実質的なHP回復をしてしまう。仕様上影響は宝具回復よりも軽微だが、最大火力を出したい場合は運も味方につけた高難度なHP管理が必要になる。 HP1ガッツ付与 宝具とS3の都合上、復活時のHPが1になるものが望ましい。宝具運用の場合は礼装が黒の聖杯一択となるので、高倍率のATKバフがかけられる術ネロのマグスが最有力候補。 タンカー(盾鯖) HP的に最高の状態が整った土方を守る為に状況を維持する盾鯖。シュヴァリエ・デオンがスキル的に最も恵まれているが、他のサポーターが高レアになるのでゲオルギウスが最も適している。 全体対象の攻撃や持続ダメージにはターゲット集中持ちでは対応できないため、その場合はマーリンの起用がより確実か。 マスター礼装はカルデア戦闘服/決戦用カルデア制服のどちらか。「スター供給役がスターを供給した後、土方と入れ替えて残りのバフをサポーターからかけて貰う」か、 「土方のカード枚数を最も多く確保する為に、最初配られた3人分のカードの内、最もカード枚数が多い鯖と入れ替える事でブレイブチェインを狙う」方法が主戦法になる。 今日では瞬間最大ダメージだけ考えるならW光コヤン+オーダーチェンジでオベロン+礼装として黒の聖杯の組み合わせが鉄板となるだろうが、ロマン砲の運用についての解説は最大火力研究家にお任せしたい。 何にせよ最大火力を出す際のサポート態勢が土方の運用に極めて特化してしまう為、1ターンで決着を付ける必要性が高まるが、(上記の様な例外を除き)HPを減らし切れないのでワンパン運用では最大火力を出せず、 そもそも最近の大ボスは軒並みブレイクゲージ制である為、長期戦に耐えられないワンパン運用そのものの需要が著しく下落している。 ガッツやスター等の支援が必須かつ、自分への火力バフは倍率の低い全体バフのS1のみとなるので、宝具による最大火力はロマン砲の域を出られず、実戦運用には向かない。 また、低ランクの狂化と2枚しかないBカードがS1と噛み合っていないので、素殴り性能も高くない。 以上、「最大火力」運用に関しては突破しなければならない問題が山積みの為、とてもこちらをメインに据える事は出来ないが、クリティカルアタッカーとしての側面は非常に優秀。 S1のスター発生率アップは倍率が低く、土方のQの星出し性能もあまり高く無い事からスター供給役はこちらでも必須だが、Bバフは3Tの間続くので、3n+1or3n+2ターンに発動し、2枚以上のBにバフをかけられる場合に強力に作用する。 また、3Tの間スターを吸収できる上、土方の特性にあったHP減少を効果に持つS3も特にHPが6割以下の場合は自己改造の上位互換にあたる上、CTも同じなので非常に強力。クリティカルでダメージを稼ぎつつ、瀕死の状態で宝具を打つと言うのがメインの運用法になるだろう。 その場合、土方へのダメージを軽減しつつもHPを減らして行かなければならないので、短期決戦特化とは言えスター供給やBクリバフにも対応した光のコヤンスカヤの他、ATKバフや防御バフに加えてクリティカル威力アップを持つ孔明との相性も大変良い。 もう一人は先述の術ネロや、Bバフとガッツ付与を持つケツァル・コアトルが好相性。土方に限らず、バーサーカーを介護するサポーターはそのまま耐久パへの適性が高いので、 マシュと孔明で土方を介護し、土方が落ちた穴にマーリンや玉藻が来る様にパーティーを組めば、耐久戦の序盤のダメージ稼ぎとしての運用が期待できる。 総評 瀕死時の特殊攻撃による逆転力に優れた、いわゆる背水型。星産みをある程度こなせるクリティカル型や、ワンパン役の宝具型には一芸一芸で見劣りするが、その両方が高レベルでまとまっているため、強力な単一ボスとの戦闘においてスタメンのアタッカーとしての期待値が高い。 低HP運用も(最大火力を狙わなければ)元々被ダメージが多いバーサーカーにおいては過度に意識する必要も無いので、結局は通常のバーサーカー介護鯖の筆頭であるマーリンと孔明の組み合わせがベスト。 現在のシステムではまだまだ土方の強みを活かせる状況は少ないが、ケイオスタイドなどで常時ダメージを喰らい続けるシーンにおいては持ち前の個性を発揮し易い。 今後の強化や新しいサポーターの登場によって化ける可能性が十分あるので、今後が楽しみな鯖である。 ナイチンゲール + 詳細 アタッカー揃いの金枠バーサーカーにあって異端そのものであるサポーター系バーサーカー。各スキルに強力なものが揃う。 S1の鋼の看護は他者に付与する回復スキルでCT当たりの回復量がトップクラスのスキルで、最大5T毎に4000のHP回復が可能。 S2も隠れた強スキルで、ほとんどのサーヴァントが属する人型属性の敵に対して非常に強力な攻防バフを得る事ができる為、星4相当のATKであるにもかかわらず攻撃性能も強力で、耐久パにおいて足手まといなりにくいと言うのは非常に大きなポイント。 S3はマーリンの英雄作成に喰われてしまったものの、自身にも使える点を含め依然として強力なBバフスキルである。サポーターの枠に留まらず、サブアタッカーとしての運用や、Aパにおける攻撃担当にもなり得る。 バーサーカーとは言え同クラス最高のHPであり、A枚数が宝具含め3枚ある為、Aパや耐久パへの適正が高く、強力な各スキルや宝具を使い回せるAパ筆頭の玉藻や孔明と大変相性が良い。 最大の特徴がサポート宝具であり、味方全体の弱体解除+HPを3000以上回復し、同時に敵の宝具威力を大ダウンさせる強力な防衛性能を誇る。 特にAパの場合は宝具への対応が重要になってくるので、玉藻や孔明等で発動を抑えきれなくとも、孔明の防御バフと併用する事でダメージを大幅に抑えられる点は非常に大きい。 更に、絆礼装も味方全体のBカードと味方全体のHP回復量を上げると言う強力なもの。玉藻と宝具を同時に発動すれば宝具LV1で味方全体を(2000+3000)x1.2=6000も回復させる事ができる上、 玉藻の嫁入り及び鋼の看護もその影響を受けるので、玉藻のスキルターン短縮の効果も相まって4ターン毎に味方単体に追加で6500x1.2=7800も回復出来る為、瀕死の味方を即座に全快させる事もできる。 S2紹介で触れた攻撃性能も狂化EXによるB強化が常にかかっているので、 LV90フォウ1000状態 LV10のS2・S3同時使用でB火力が11184x1.12x1.5x1.5≒29771と瞬間火力が高数値になり、クールタイムを考慮した平均火力もS2のみ使用で(11184x1.5x3+11184x3)÷6=13980、 Aパの場合はBバフを自分にかける事になるので更にそれを越える火力が出せる事になる。Aパ運用の際、実際にはAチェインが組めない様な限定的な状況においてのみBバフを自分にかけることになるが、 Aパに不足するダメージソースとして優秀なので是非覚えておきたい。また、役立つ機会は少ないがQカードの性能もスター獲得率がかなり高水準なので、必要なタイミングがあればQチェインに繋ごう。 相性の良い礼装は、鋼の鍛錬やマグダラの聖骸布等の生存性を高めるもの。 総評 良くも悪くも広範的にバランスの取れた性能を持つサポーター型。味方が揃っている場合の有用性は高い。 当然の事ながら火力ではB3枚持ちや攻撃宝具持ちに及ぶべくも無いが、攻撃寄りなヴラドとは対照的に味方全体の耐久性を高める方向で高いAパ適正を持つ為、耐久性が要求されるミッションでは大きな活躍が見込める。 身も蓋も無いが、最大の欠点はバーサーカーである事と言えよう。優秀なS2をもってしても有利相性のクラスには有用性で及ばない為、複数クラスが混成で登場する高難易度を主戦場とすることになる。 耐久戦においては戦況次第でBBやマシュと入れ替える形での運用が望ましい。また、注意点として、人型以外の敵には生存の要であるS2が何の効果も発揮しないので、大型エネミー等の人型以外の相手がメインになる際に誤ってパーティーに組み込まない様に注意が必要。 謎のヒロインX〔オルタ〕 + 詳細 Q主体と言う希少なバーサーカー。強化前までは星5最弱とまで呼ばれていたが、S2強化にて環境は激変。宝具含め3枚あるQを最大3/5T中30%強化できる様になった為、元々高かった対セイバー用のクリティカルアシストアタッカーとしての有用性が更に上がった。 さらにS1が強化されてクリティカル威力アップを獲得したため、自身で星を使うことも視野に入るようなった。 S1のHP3000回復は金時と同じくバーサーカーでは焼け石に水となる事が多いが、防バフ持ちと組ませればそれなりに機能する。強化後は毎ターンのHP1500回復と、クリティカル威力アップが追加されたことで自前で使ってもダメージに貢献できるようになった。ただしスター集中手段は持たないため飽和させる必要がある。 S3はS2との相性が大変良い。本人はバーサーカーの星集中度の低さからスターを吸わず、パーティーを組む相手が元々スター集中率の高いメインアタッカーのアーチャーとスター集中率の低めなバフ要員のキャスターやシールダーになる事が多いので、バフ要員にS3をかけるだけでS2で生み出したスターをほぼ全てメインアタッカーに流す事ができる。 宝具もアーチャー以上に火力を出せる場合が多く、S2で強化されたQを更にカリスマA相当のATKバフで乗算で強化できるので、Xオルタの宝具→メインアタッカークリティカルの順で繋げると最大の効果を発揮できる。 以上から、スキルの育成度はS2 S3 S1の順になる。 非常に高いカード性能からNP回収率やスター発生数も高く、高威力宝具の使用とメインアタッカーのサポートが安定して行える上、全スキルが最短5Tで使用可能なので、個としての性能もさる事ながらパーティー全体としての完成度を高め易い優秀な鯖と言える。 よって相性の良い鯖は大変多く、宝具の仮想敵が一致するアーチャーであれば誰とでも一定以上の働きができる。クリティカル威力アップを持ち、自身でもスター生産ができるクロエ・エミヤなどとの組み合わせが良い。アーチャーが苦手とするランサーをバーサーカーとして排除できる事も念頭に置くと良い。 優秀な点が多い一方で、弱点も確かに存在する。 一つ目に、HPが高くS1で多少回復ができるとは言え、無敵回避防御の耐久バフを一切持たない為、やはりクリティカル事故に滅法弱い点が挙げられる。 この点は全体防御バフ持ちと組み合わせて高いHPとHP回復で凌ぐか、クリティカル発生ダウンや威力ダウン等で事故率を軽減する必要がある。 二つ目は、平時の攻撃力の低さである。 元々有利範囲が広いとは言え1.5倍と言う有利相性クラスと比べて低い倍率である事に加え、Bが2枚のみで狂化のランクも低い為、宝具を除いた攻撃力では他のバーサーカーに一歩劣る。 対セイバーにおけるアーチャーとの差は、LV90フォウ1000のXオルタが12113x1.1x1.5≒19986、同条件弓王が12276x0.95x2.0≒23324、LV80同条件クロエが10845x0.95x2.0≒20605、LV80同条件エミヤが10398x0.95x2.0≒19756となり、星4有利アタッカーとほぼ同等になる。(ただし、B枚数の関係上通常攻撃でのダメージは少し高めになり、A枚数の関係上宝具回転率が少し抑え目になる。) 総評 Quick主体のクリティカル型。メインアタッカーを活かすターンと自身の火力を活かすターンの切り替えをしっかり行う必要があるが、通常攻撃性能やスキルや宝具の回転率が良い為に運用難易度はこれまでのバーサーカーよりは低い。 OCで特攻威力が高まる性質を活かし、宝具チェインでボスクラスの敵を早々に片付ける役もこなせるので、強力なセイバーの敵が出現するミッションでは特に活用していきたい。 コメント いつの間にこんな議論になってたとは………申し訳ない、バサニキの呼称は特に考えてはいなかった。あとベオは何故だか全体宝具と勘違いしてた。金時側に入れてくれ ヘラはちょっと迷ったんだけど確かにバサニキ側かなぁ。そこの二体は回避ガッツでの生存力があるって分け方にしてた - 名無しさん 2016-04-19 20 15 24 なにここ しょうもない私怨で中途半端にリンクすんなよ、やるなら全鯖のコメント欄に付けとけ - 名無しさん 2016-05-18 18 47 45 なら自分で付けとけよ。@wikiなんだからさ… - 名無しさん 2016-05-18 18 53 26 バサニキの記事から飛んだけど他のバサカの記事ちょろっと見ても誘導無いし何のために作ったの?隔離場所にしたって建前の環境ぐらい用意しろよ、作った本人がな - 名無しさん 2016-05-21 07 22 41 お前さんはここに居るに相応しい人だな - 名無しさん 2016-05-21 12 13 29 ブラドで盛り上がってた人、茨木童子討伐最強パーティを礼装含めて教えてくれん?次回イベントで参考にしたい。 - 名無しさん 2016-07-10 07 53 14 孔明ブラド宝具3玉藻宝具1フレ適当ハサンマシュ。礼装は孔明のみ清姫であとは攻撃力アップ礼装ガン積み。つかなんでヴラドのページで駄目でここで話すのか意味がわからん。課金無課金で分けるなら理解できるが。 - 名無しさん 2016-07-10 15 06 44 ブラドのとこで言われてる荒らしってのが君だからだよ、気が付かない図太さはすごいけど - 名無しさん 2016-07-10 15 23 36 茨木戦の時のAパヴラドってオリオンと比べてそんなに言うほど宝具回転率早いの?オリオンとヴラドのAのNP率は同じで、吸血分の30%分の差で宝具回転率高いって話なんだと思うんだけど、CT6だから1wave分+15T中で最大3回の+90%(報告欄の平均討伐Tである7-10Tと同じ程度って考えると最高でも2回程度の+60%)分しか増えなくない?オリオンの茨木への宝具ダメってヴラドの茨木への宝具ダメの1.78倍(寵愛無しなら1.49倍)あるけど、その差を埋めるほどの回転率なのか?と疑問に思ったんだけど。 - 名無しさん 2016-07-10 14 46 29 回転率はオリオンよりはそれなりにあるけど流石にバサカ相手だと回転率に分があってもダメージの差は埋まらないね。まぁそんなに差はなかったと思うけど。 - 名無しさん 2016-07-10 15 12 00 返答ありがとう。ヴラドの方にもコメントもらったけど、玉藻宝具のCT解消を考慮してなかった。ヴラド宝具での星でCrit連発してCT4まで減らせるなら、たしかにもう少し宝具の回数が増えるから想定よりもある程度は差が縮まるってことね。ありがとうございます。 - 名無しさん 2016-07-10 15 27 32 オリオンだと15Tでも撃ち漏らすときがあるからなぁ。あと宝具でチャー減ミスられるとカバーがし辛いということもあるし何より頻度が減ると相手の宝具がめんどくさい。 - 名無しさん 2016-07-10 15 28 24 オリオンで撃ち漏らすなら、ヴラドだとダメージ的によりきつくならない?あと、オリオンってチャー減確定じゃないっけ?チャー減の頻度に関しては多ければ多いほど良いから、ヴラドの方に圧倒的な利点があるね。 - 名無しさん 2016-07-10 15 38 52 わからん。確率は同じみたいなんだがたまにオリオンだとミスる。つか宝具でミスられると直で宝具食らうから盾役呼び出すのも失敗前提で呼び出したりタスクキルするのがメンドクサイ。あといくら宝具威力が高くても最低限一発でも多ければ越えるからなぁ。 - 名無しさん 2016-07-10 16 26 05 耐性無効の100%の筈だからミスらないはずだけど、実際にミスったのならまぁこの話は置いとくね。宝具威力に関しては、オリオン宝具4回 オリオン3回 ヴラド4回 オリオン2回 ヴラド3回 ヴラド2回>オリオン1回>ヴラド1回だから、2回以上多くないと越せなくない? - 名無しさん 2016-07-10 16 41 12 チャージ減ミスるってことは宝具強化してないね。そりゃ撃ち漏らしますわ - 名無しさん 2016-08-06 07 57 55 まず威力の問題から有るよな。つかオリオンに限らず宝具強化見落とす奴意外と多いんだよな… - 名無しさん 2016-09-01 12 39 26 宝具の頻度もチャー減もスキルだから玉藻とセットならオリオンなんか目じゃない頻度になるから一撃の威力の問題じゃないんだよなぁ() - 名無しさん 2016-09-07 02 45 17 ただ煽りたいだけなのかもしれないけど、お前の吸血は玉藻と組んで常時-2できて3T毎に撃てるのか?-1で4T毎なら、オリオンの宝具頻度と同等(場合によってはそれよりも遅い頻度になる)って解ってるのか? - 名無しさん 2016-09-07 06 14 58 それ冗談のつもりで書いてるんだろうけど大体その通りだぞ。あとオリオンのAでチェインしてるだけなら宝具頻度は普通にヴラドに上がるぞ。クイック使えばある程度オリオンも宝具打てるけどその分孔明玉藻の宝具回転率は下がる。つかもういいよそれループしてるし。今更そんなこと言ってるのお前だけだぞ。 - 名無しさん 2016-09-08 02 13 02 いや、お前だけだから。Qだのしなくとも玉藻孔明テンプレで回転率はかわんねーって上で結論でてるのに今さら何言ってるんだよ。オリオンとヴラドのNP効率は吸血を抜きにしたら同じ。これは計算で既に出ている。後は吸血の+20差だけど、CT4まで減らしても総合ダメージはオリオン>ヴラドって上に出てるだろ。もし-2とか出来るってのならまだしも、無理なこと自信満々でそうだよってあほだろ… - 名無しさん 2016-09-08 06 13 41 ちなみに、ダメージ云々ってのは対剣・対狂の話だから、s例外のクラス相手だとヴラドのが勝つってのには誰も異論はないからな? - 名無しさん 2016-09-08 06 14 48 だから大体-2できるって言ってんだけどw - 名無しさん 2016-09-08 09 06 39 なんでこのループに気付かないかなーもう二ヶ月はループしてるぞお前。 - 名無しさん 2016-09-08 09 09 45 あと吸血+20?CTの話するならスキルマだろうからLV1限定の話でもないだろうに・・考えれば考えるほどわからん。釣りか。 - 名無しさん 2016-09-08 09 16 22 もう現状弓王でよくね - 名無しさん 2016-10-07 21 19 51 はい - 名無しさん 2016-10-17 03 29 48 そりゃそうだ。 - 名無しさん 2016-10-19 01 37 07 結論を言うな - 名無しさん 2017-05-28 01 06 24 頼光が来るまではダメージ伸ばしやすいカードバフを高レアバサカに持たせるのは運営的に自重してるのかなと思ってた - 名無しさん 2016-10-14 16 24 07 カードバフより金時みたいな怪力50のが普通によくね。 - 名無しさん 2016-10-19 01 38 01 特攻礼装とかで攻撃力2~4倍とかなってくるとカードバフのが遥かに強力、まあそういう例外はおいといても、孔明+マスター礼装とかで60%ちょい強化が乗れば、30%カードバフの方が怪力A+より火力強い… - 名無しさん 2016-11-22 21 57 53 倍率低いし自重はしてると思うよ。防御面で多大なリスクを背負ってるんだからそういうのはいらないと思うけどね - 名無しさん 2016-10-19 11 06 48 相性の意味なくなるから出さないでしょ。落ち目ソシャゲのテコ入れみたいなもん。 - 名無しさん 2016-12-06 19 46 01 結論 頼光、ランスロ、清姫に凸カレスコ付けて1ターン事に宝具が一番強い! - 名無しさん 2016-11-02 01 57 11 それを言っちゃぁおしめぇよww - 名無しさん 2016-11-22 22 49 16 単体ボス3連「おっそうだな!」 - 名無しさん 2017-03-13 17 43 23 ゲイザー3連とかスプリガン3連とかほんとやめてくださいなんでもしますから! - 名無しさん 2017-03-13 17 54 00 なにこのショッぼい項目。やる気ないなら消したら? - 名無しさん 2016-12-06 18 59 06 この場所があるから他が荒れずに住む、木に平穏のあらんことを。 - 名無しさん 2017-01-08 01 33 57 ほとんど使われてないんだよなぁ・・・ - 名無しさん 2017-01-20 20 32 45 星5バサカの中でスキルの育成優先した方がいい鯖ってだれですか? - 名無しさん 2017-02-10 14 58 38 全員最終再臨したので次はスキル行こうと思いました - 名無しさん 2017-02-10 14 59 11 オルタニキ回避 - 名無しさん 2017-02-14 01 59 33 金時の動物会話と怪力もあり - 名無しさん 2017-02-14 02 01 10 スキル上げないと仕事が出来ないと言う意味ではヴラドの変化と吸血。強さ的にはオルタニキ回避、金時動物会話、頼光放出辺りが優先が正解だと思う - 名無しさん 2017-02-20 22 29 12 過疎気味だけど、バーサーカーはB一枚の鯖多い時やクラス混成の雑魚敵掃討には向いてると思う。1体あたり最大1回しか攻撃できない敵相手で早めに1〜2体落としてからじわじわNP貯めるとか。毎ターン宝具撃てる程やり込んでるやつは知らん。 - 名無しさん 2017-04-02 01 23 39 カリスマみたいな全体バフスキル持ちのバサカってエルドラドとバラキー以外にいたっけ??B3枚で - 名無しさん 2017-07-31 18 56 58 全体攻撃バフ持ったバサカは、あとB枚数で対象外のえっちゃんくらいよ - 名無しさん 2017-07-31 19 06 47 だよねー、ありがとー - 名無しさん 2017-07-31 19 20 13 リミゼロって実際どうなんやろ?全体宝具ならカレスコ系が多いし、単体でも最後には宝具撃ちたい事多いのもあってかサポでよく見るのも含めて相撲のようなNP+打点の礼装が多く見るし、雑魚殲滅戦用でスタメンで居座れるオルタみたいなタイプだと事故らないようにケイネスってイメージが強くて付ける優先度高いってイメージが殆どないんやけども。動物会話のある金時くらいか?相性いいのは - 名無しさん 2017-08-14 11 44 15 最後の書き方やと相性悪いってなっちゃってるから訂正で、勿論素直なバスターUPだからどのバーサーカーにも相性良いのだけれども優先度的な意味で - 名無しさん 2017-08-14 11 46 57 耐久できるバーサーカーだとリミゼロの方が有用性高いけど、サポートに置くバーサーカーって周回用の事が多いから必然的に高位のNP礼装が多くなるんだと思う - 名無しさん 2017-08-16 08 48 52 初心者向けな内容ばかりであまり詳しい解説が無かったので、「各分類と各サーヴァント簡易解説 」を追加しました。一通り実際に使用した上で数値を参考にして書いてありますが、間違いや意見等あればコメントをお願いします。 - H 2017-08-16 10 12 24 回避型のところで必中と無敵貫通について言及しておいたほうがいいんじゃなかろか。あとクリティカル型に土方追加してほしいが、自前でスター出せる程じゃないから候補にはならんか。 - 名無しさん (2017-08-19 17 00 26) 両方追記しました。あまり良い事を書けず申し訳無いですが、解説に加えた通り今後の強化を土方ユーザーの皆さんと共に楽しみにしてます。 - 名無しさん (2017-08-23 11 46 29) それで言うと防御耐久型は防バフ無視が天敵なのよな - 名無しさん (2017-08-23 12 10 44) ありがとうございます。追記致します。 - 名無しさん (2017-08-23 12 15 01) 典型的なバーサーカーから外れる金枠狂なら、ナイチンゲールには触れなくていいのかな - 名無しさん (2017-08-23 11 44 28) 只今に運用実験中なので暫くお待ち下さい。 - 名無しさん (2017-08-23 11 47 08) 追記しました。キャラ的にも性能的にもルーラーの婦長が見てみたいです。 - 名無しさん (2017-08-23 13 14 47) レイアウトが若干ぐちゃぐちゃになってしまってるところと、土方だけ細かく書きすぎてて見づらくなってるな。土方だけたたむのもいいかも? - 名無しさん (2017-08-23 11 56 44) 運用法が特殊なものと、土方の様に注意事項が多い物はどうしても長くなりがちです。短くまとめる努力はしたのですが、どうしても重要な事ばかりで結局長くなってしまいました。アドバイスを頂いたとおり、解説が長くなる鯖は畳んでみようと思います。御意見ありがとうございました。 - 名無しさん (2017-08-23 12 14 29) Xオルタを追加しました。 - 名無しさん 2017-09-04 16 02 02 今だと、Xオルタもクリティカル系に入れてもいいのでは?Wスカで星飽和も狙えて、星20個も産めスターのコントロールもできるわけだし - 名無しさん (2019-01-28 20 43 13) 婦長が耐久パの適性が高いと度々書かれてるけど、耐久パの需要が高まりやすい高難度だと敵の通常攻撃の火力が高いことが多くて事故要員になりやすいんだよな…… - 名無しさん 2018-02-03 21 04 31 全体弱体解除が宝具で打てること、耐久パが≒Aパであることから弱体が鬱陶しい敵は玉藻孔明マシュ辺りと組ませて使ってるわ。玉藻いると回復量だけではほぼトップのS1と特防のS2が加速するし二人共回復宝具だから割と生き残り易いぞ。攻撃力が高いから鬱陶しい敵を早めに駆除できると言うのも一応あるにはある。マーリンだけじゃなく、弱体解除要員としても最近はBBに場所奪われつつあるのが個人的に残念だけどな。 - 名無しさん 2018-02-05 05 14 54 ヘラクレスのやつ、アトラス院使う前提なら無敵つけて+1ターンの7ターンって書いちゃってもいいんじゃないかしら - 名無しさん (2018-04-18 15 03 41) 凄い今更だけど、アトラス院に限らず初期礼装やアニバ礼装でも7T耐久8T分の攻撃が可能だよね。アトラスはS1短縮で8T中1-6T目に30%バフ、初期は8T中1-3T目と6-8T目に30%バフと好きな1Tに50%バフ、アニバは初期と同じTの30%バフと好きな1Tに乗算になる50%BバフとCritを狙える。特にS2にはCritUPが付いてるからCritチャンスがあるアニバの方が適してると思う。 - 名無しさん (2019-01-18 23 02 00) アステリオス+カリギュラ(+ダレイオス)の特定状況封殺パーティーについて触れてほしいな。 - 名無しさん (2019-01-18 22 36 53) 2体以上だと全体宝具。敵が一体だと有利 という今の環境だと単体狂は下火だよね。有利も取れないのに不利クラスだけ一方的に作られてね。全体狂を止めるにはいいクラスだけど、単体狂には死体蹴りだと思う - 名無しさん (2019-01-28 20 41 34) んじゃ、アルターエゴに有利・フォーリナーに不利と言うクラスにでもしてくださいと要望書を書いてみたらいいんじゃね? ルーラーの全クラス防御も無くして全部三すくみにして貰えば良いんじゃね? - 名無しさん (2019-01-28 21 12 40) なんで「実質的相性関係を無視できるクラス」のままで居させてくれなかったのか。1.5倍止まりだし脆いから有利クラス当てられるならそっちのほうが良い、っていう部分で十分バランス取れてたろうに。 - 名無しさん (2019-02-17 00 03 17) 婦長は味方が揃ってると有用性高い、ってあるけど、ぶっちゃけ手持ちが揃ってくるとどんどん弾かれていく性能だと思うんだが…… - 名無しさん (2019-02-17 00 04 28) 防御寄りバーサーカーだと鬼女紅葉もいるね。スキル1つで全体に回復・弱体1つ解除・即死無効1回3Tがまとめて撒ける。OC増加スキルも意外と便利。早めに使っておきたい防御バフにスター集中1Tが複合してるのは難点かもしれないけど、回復とOC増加付与したらひとしきり暴れて落ちる前提でもそれなりの働きはしてくれてる。何より宝具が美麗 - 名無しさん (2020-08-28 22 34 01) ごめん間違った。即死無効は回数制限なし3T持続だから、強化解除喰らわない限り3Tは味方全体を即死から守れるな。刺さる時にはかなり刺さる可能性も微レ存……? - 名無しさん (2020-08-28 22 43 07) 随分昔のコメントへの返信になるけど、アガルタの最終戦で即死かけてくるボス相手にマシュデルセン+紅葉で耐久勝ちしてくれた。ターン制の全体即死無効は勿論のこと、自前の防御バフも合わせてかなりしぶとく耐えられるし、OC増加はマシュと相性が良くて更に補強できる。物足りない回復や星供給はアンデルセンで。とにかく3ターン持続の全体即死無効+攻撃を通しやすいバーサーカークラス+単体宝具は今のところ唯一無二なので、即死持ちを比較的ローコストで相手にするなら優秀かもと思った。あくまで個人の感想 - 名無しさん (2023-04-18 08 57 03) 名前 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/psyren_wars/pages/20.html
間桐雁夜&バーサーカー ◆wd6lXpjSKY 全てを投げ捨てた。 己を犠牲にしてまで救いたい、そう願っていた。 迫る運命は己の身体を蝕み、それでも終盤まで生を保った。 男は本能だけで足を動かし彼女の元へ辿り着く。 明確な意識など無く深層心理に堕ちている感覚だけが彼を突き動かしていた。 伸ばした腕は報われない、少女は腕を認めない。 最後の希望も途絶えた今、男は薄暗い空間の中蟲で構成された闇に沈んでいく。 哀れな男だ。自分を特別化しようと見栄を張った結果がこうである。 黙って生活していれば一定の幸福を得たのだろう。今となっては無駄な結果論に過ぎないが。 だが救いたい心は本物だった。 彼は不器用な男だ、己を犠牲にし強制的に英雄に見立てる事でしか決断が出来なかった。 聖杯戦争。一度魔術師の道を踏み外した彼が正当に生き残れる訳など初めから存在しないのだ。 辛い修行と題した生命の消耗――彼の寿命などとうに残っていない。 追い打ちを掛けるように召されるは狂戦士、彼の身体は現界を突破していた、だが終盤まで生き残った。 それだけで奇跡、男は結果として意味の無い人生を送ったが見世物としては一級品と呼べるだろう。 「さ……ら、ちゃ……」 飲み込まれていく身体、消えていく心と信念。 伸ばした腕も蟲の中に消えてしまい、間桐雁夜はこの世界線から姿を消した――。 ■ 目覚めると見知らぬ天井。 壁はコンクリートで構成され薄暗い廃墟のようだ。 ひんやり冷たく感じる空気は身体に悪い、だが間桐雁夜には似合う。 身体の中には刻印虫、何故今になっても彼の身体を蝕んでいるのか。 しかし、今重要な事はそれではない。 「天戯弥勒……あいつは何者なんだ……?」 身体を起き上げると彼はどうやらソファーの上で眠っていたらしい。 腕で頭を支えると彼は思考の梅に沈んで行く、全てを確かめるのだ。 ガラクタの中から思い出を漁り出すと天戯弥勒という男が聖杯戦争を宣言した事は覚えている、それだけ。 箱の中に収まっている記憶には聖杯戦争、彼が知っている物が単語一覧となって表示されている。 一つ一つ積み木を重ね上げるように丁寧に積み立てていくと一つの城【意味】が見えてくる。 「聖杯戦争……俺はもう一度夢を追いかけてもいいの……か」 願いに縋った一つの戦争、そして始まるもう一つの戦争。 この戦いに時臣は存在するのだろうか、傲慢な王は笑っているのだろうか。 分からない、そもそも現実かどうかも理解出来ない。ならば――。 腕を見ると其処には見慣れた令呪が宿っている、ランスロットの真名を持つ英霊ではないようだが。 「何だっていい。俺は桜ちゃんを救うんだ、一緒に葵さんの所へ戻って凛ちゃん達と笑顔で……」 勘違いするな、其処に貴様の居場所など存在しない、哀れな男よ、甘い夢を見過ぎるな。 間桐雁夜の願いの先にある風景は理想だ、それも己にとって最高の状態、誰も追い付けぬ遥か遠い理想郷。 昔一瞬だけ噛み締めた甘さを何時迄も吸い続けた男は大人になった今でも蜜を貪る、情けない。 不器用などではない。人間として欠けているのだ。現実を受け入れる覚悟が感じられない。 そんな男に聖杯を授けた所で訪れる未来に価値はあるのだろうか、ある。 奇跡だ。どんな形でも、他人の願いを笑う事は外道の所業。求める事は罪ではない。 過程など関係ないのだ。表の歴史に刻まれる事のない聖杯戦争、結果だけが全てを物語る。 「お前は俺に、最期のチャンスを与えてくれるのか――バーサーカー」 視線の先には彼と同じように白髮の男が一人、青年は細い、だが英霊だ。 そしてクラスは狂戦士、強さは申し分ない――バーサーカーに雁夜は縁があるようだ。 バーサーカーも雁夜と同じくイスに腰掛けているが理性や言語能力は存在しない。 狂化の力によって底上げされた能力、魔力の消耗に拍車を掛けるがそれは強さの代償。 端くれだが魔術師、雁夜の魔力でも速攻で消滅、その段階には達していない。 長期的な戦闘はマスターの生命を削る。ランスロットの時のように長生き出来る保証など無い。 「俺は救いたいんだ、そして幸せになりたい――力を貸せバーサーカー」 一度は終わった奇跡への道、それが奇妙な運命で今もう一度開かれようとしている。 バーサーカーは不敵な笑顔、腕を大きく広げ笑いを上げる。 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」 その言葉は不明な単語の羅列にしか聞こえない。単語と明言出来る訳でもない。 狂戦士は理性を失い戦いを貪る危険な人形になる、それが運命。 このサーヴァントも救いたい存在が居る。 どうしようもない屑、だが夢は、平穏を、周囲のために動く心は在る。 理性が失われようと彼はマスターを笑ったりなどしない、本質では力になりたいと思っている。 嗚呼、狂戦士でなければ彼らは共に夢を望む戦士として聖杯戦争を駆けていただろう。 守りたい存在――彼らの原動力は根源的に同じ、方法や出口は違えど似た境遇の持ち主。 雁夜にそれを知る術などない。狂戦士にそれを話す道理もない。 彼らに光の道など似合わない。もう一度光を浴びれると思うな。 何故闇に染まった人間が光を求める、未練が在るなら何故その道を往った。 救い、救済――偽善を成し遂げた段階では光の道を歩む資格にはならない。 何度だって告げてやる、貴様らに光など似合わない。 求める行いを止める事などしない、誰も止めないのだ、他人の破滅に己を犠牲にする必要も無かろう。 その道は一方通行だ。 今更引き返すなど都合が良すぎる。 守りたい存在を利用して己を崇めようなど狡い人間だ。 もしもう一度、光を浴び、平和を求めるならば。 染まった闇を深くして。 聖杯を勝ち取る他に方法など無い。 【マスター】 間桐雁夜@Fate/Zero 【参加時期】 原作終盤死亡寸前 【マスターとしての願い】 間桐桜を救い出す。 【weapon】 蟲を使役する。 即席のため本家である魔術師には及ばない。 【能力・技能】 間桐の人間による蟲の使役を用いる。聖杯戦争に間に合うために行った調整では本来の力は出し得ない。 しかし蟲と言う存在は人間に無意識で不快感を与える、そして力が無い訳ではない。 【人物背景】 間桐の家に生まれるが、それを嫌い家を飛び出し一般人として生活を送っていた。 好意を寄せる幼馴染がいたが彼女の幸せを案じ手を出さないでいたがその娘が間桐の家に養子に出されていることを知る。 雁夜はその娘を救うために己の身体を犠牲にしながら魔術師の道をもう一度歩む……即席ではあるが。 寿命を削られた男は少女を救うべく戦う。聞こえはいいが自分のためである。 しかし少女を救う気持ち、これだけは真実だ。 【方針】 自分に残されている時間など無い。バーサーカーの魔力消費を考えると尚更。 聖杯に辿り着くためには構ってなど居られない、全力で勝ちに行く。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 一方通行@とある魔術の禁書目録 【パラメータ】 筋力A 耐久A+ 敏捷C 魔力D 幸運E 宝具A (宝具の影響が大きいです) 【属性】 秩序・狂 【クラス別スキル】 狂化:B 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。 【保有スキル】 絶対能力:A 生前彼は学園都市最強と呼ばれる超能力者の頂点に君臨していた。 狂戦士となり理性を失った今でも高度な計算や演算を可能にさせる能力。 戦闘続行:C 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。 歩む道:A 彼の感情は揺れ動く、闇に光が差し込んだから。 だが今更素直にはなれない。彼は苦悩しながらも己の道を進み続ける。 【宝具】 『一方通行』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:―― 最大捕捉:―― 学園都市一位の座に君臨する彼の力は「ベクトル操作」。 触れた全ての事象を反射するその力に単純な物理攻撃は通じなく反射は自動的に行われる。 生前未知なる魔術の前では初見で反射は不可能だったが英霊となった今ではランクD相当の魔術ならば初見で反射可能。 単純な跳ね返しだけではなく、ベクトル操作により飛行性能を得るなど多種多様の戦法を可能にする。 『黒キ翼』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:―― 最大捕捉:―― その力は本人にも理解出来ない。圧倒的な黒い翼を生成する能力。 この世に存在する全ての事象にベクトルを与え強制的に配下に置くことが出来る能力。 魔力供給の関係上、連発可能な代物ではない。 【weapon】宝具に依存する。 【人物背景】 学園都市最強の超能力、第一位の一方通行。 一流の悪党と称したその生き様は闇に染まっている、虐殺も行ってきた。 言い訳は行わない、彼は悪党、だった。 【サーヴァントとしての願い】 バーサーカーのため不明、彼にも守りたい存在は居るようだが――。 【基本戦術、方針、運用法】 自身の能力(宝具)により戦闘を行う。狂戦士に計画など無い。 BACK NEXT 013 人吉善吉&アサシン 投下順 015 悪魔の証明 013 人吉善吉&アサシン 時系列順 015 悪魔の証明 BACK 登場キャラ NEXT 参戦 間桐雁夜&バーサーカー(一方通行) 018 ゴムと反射と悪党と
https://w.atwiki.jp/psyren_wars/pages/84.html
ザ・ヒーロー&バーサーカー ◆WRYYYsmO4Y 少年には、名前が無かった。 持つべき名前を失った、名無しの戦士だった。 少年もかつては、ごく一般的な人間として生きていた。 愛犬の世話をし、友人と他愛もない会話を行い、母親の手料理を平らげる。 そんな普通の生活を営み、そしてそんな生活をこよなく愛した男だった。 だが、その平穏はある日を境に激変する。 「悪魔召喚プログラム」と呼ばれるパンドラの箱が、少年の全てを変えてしまった。 母親は悪魔に喰い殺された。 故郷はICBMで廃墟と化した。 幼馴染はゾンビとなっていた。 道を違えた友人達は憎み合っていた。 何もかもが、変わってしまった。 目の前に広がるのは、悪魔が闊歩する地獄の様な世界だけ。 少年が愛した平穏は、一片の欠片も残さず消滅していた。 だが、地獄を目の当たりにしてもなお。 戦いの果てに平穏が掴める筈だと、少年は信じ続けていた。 神や悪魔の支配を受けない、人間が生み出す平穏な世界を夢見ていた。 故に、少年は戦い続けた。 人間の平穏は人間の手で掴むべきだ、と。 その信条の元、人外達を容赦なく殺し尽くした。 混沌を正義とする悪魔を殺した。 スルトの四肢を捥いだ。 アスタロトの頭を吹き飛ばした。 アリオクの臓物を抉った。 秩序を絶対とする天使を殺した。 ウリエルの首を刎ねた ラファエルの心臓を穿った。 ガブリエルの胴を断った。 理想を追い求めて、ただひたすらに。 斬って、撃って、殴って、殺し続けた。 されど、運命の歯車は少年を嘲笑う。 人々は彼の意に反し、神々の統治を望んだのだ。 少年が思うほど人は強くなく、故に彼等は超常の指導者を望む。 天より来たる神々を迎え入れ、出現するのはミレニアム。 人類は天使への隷属を誓い、虚偽の繁栄を貪り始めたのだった。 少年の戦いは、全て無駄に終わった。 走り続けた先にあったのは、理想とは程遠いディストピア。 流した血も、絶った絆も、奪った命も、何もかもが無意味だった。 それでも、少年は剣を捨てなかった。 戦場がコロシアムに、相手が人間に変わっても、彼は戦い続ける。 さながら修羅の如く闘争を続け、挑みかかる人間をひたすらに殺していく。 もう、少年には何も残っていなかった。 故郷も、肉親も、親友も、恋人も、仲魔も、名前さえも。 一つ残らず失った彼には、戦う理由など何処にもありはしない。 しかし、全てを失った彼には、戦う以外の選択肢が残っていなかった。 そんな少年を目にした人間達は、彼に一つの称号を託した。 天使と悪魔を同時に相手取り、今も戦いを止めない悪鬼の様な男。 それでも、彼が天使と敵対する悪魔を滅ぼした事に変わりは無い。 世界革変の切っ掛けとなった少年には、まさに"英雄"の名が相応しい。 "英雄(ザ・ヒーロー)"。 それが、敗北者たる少年に与えられた称号だった。 □ ■ □ 「僕は今までずっと戦ってきた」 真夜中の公園のベンチに、ザ・ヒーローは腰かける。 そして、誰に言われるまでも無く、自身のサーヴァントに語りだした。 ザ・ヒーローが引き当てたのは、甲冑を身に纏った狂戦士の英霊。 赤く刺々しいその外観は、さながら竜を思わせる。 兜で顔をすっぽり覆っているせいで、表情はまるで読み取れない。 「戦って、戦って、戦って……何の理由も無いのに、戦ってきたんだ。 天戯弥勒、だっけ。"参加者には全員願いがある"なんて言ってたけど……僕にはそれさえ分からない」 笑っちゃうだろと付け加え、ヒーローは自嘲する。 戦い始めた理由なら、たしかにあった筈なのだ。 だが、何時の間にか理由を何処かに置いてきてしまった。 理性こそ保っているが、その在り方は目前の狂戦士と何ら変わりない。 いつも通り、理由もなしに暴れ回る事だって出来たかもしれない。 だが、天戯弥勒の発したあの言葉が、その選択肢に異を唱えている。 「参加者は皆願いを持っている」という、彼のたった一言が、ヒーローを縛り付ける。 聖杯戦争が願いの為の戦いならば、自分の抱える願いとは果たして何なのか。 碌な理由もないまま闘争に身を委ねるのは、許されざる行為の様に思えてならなかった。 「……此処にいるって事は、君にもきっと願いがあったんだろうね」 今でこそ理性を失っているが、バーサーカーもれっきとしたサーヴァントだ。 元々は他者と同様の理性を持っており、そして願いもまた抱いていた筈である。 だから、そう考えたからこそ、ヒーローは一つの決断を下す。 「令呪を以て命ず――バーサーカー、君の願いを教えてほしい」 自分には秘めた願いが分からない。 だが、目の前の英霊にはきっと叶えたい望みがある。 もしかしたら、彼の願いが自分の願いを思い出すヒントになるかもしれない。 バーサーカーの剥き出しの威圧感が身を潜めていく。 それは即ち、彼の狂化が一時的に収まったという証だ。 今ならば、この狂戦士は理性を保った一人の戦士でいられる。 顔を覆う兜の奥から、男の声が流れ出る。 言語を取り戻した狂戦士が語るのは、己の根源(ルーツ)であった。 □ ■ □ バーサーカーには、名前が無かった。 持つべき真名を持たない、名無しのサーヴァントだった。 かろうじて、「ハンター」という肩書きなら持っている。 依頼された場所に向かい、そこで屯する怪物を討伐する者達。 バーサーカーは、そんな狩猟者の一人として戦い続けてきた。 その中でも、バーサーカーは飛び抜けて優秀だった。 手にした大剣は龍の翼を引き裂き、獣の角を切断する。 無数の屍の山を築いた彼の戦いは、多くの同業者に広まっていった。 曰く、まさしく狩りをする為に生まれた男。 曰く、数十年に一人現れるかどうかの天才。 曰く、龍との闘争を至上の喜びとする悪魔。 良くも悪くも、バーサーカーの逸話は周知のものとなっていく。 だが、そんな事には目も暮れずに、彼は狩猟を続けていた。 まるで戦わなければ死ぬと言わんばかりに、戦いに明け暮れていた。 やがて、バーサーカーは強大な力を持つ古龍さえ打倒する。 誰一人として倒せなかったその敵に、たった独りで勝利してしまった。 それは紛れも無く偉業であり、その瞬間、彼は英雄の肩書きを得たのであった。 英雄である彼の物語は形を変え、偉業として祀り上げられる。 「あるハンターの伝説」として、バーサーカーの逸話は歴史に刻まれた。 歴史に刻まれたのは、逸話"だけ"だった。 誰一人として、バーサーカーの名前を歴史に刻めなかったからだ。 ひどく寡黙なそのハンターの素性を、誰も知ろうとしなかったから。 人々の記憶にあるのは、「名無しのハンター」の逸話だけとなる。 英雄の名前を知る者は、世界にはもう一人として残されてはいなかった。 そしてバーサーカーもまた、自分の名前を忘れてしまった。 "逸話"から再現された存在であるが故に、彼は名無しの英霊となる。 歴史からさえ名前が抹殺された今、彼が持つのは武器と技術のみ。 名無しのハンターが求めるのは、自分の名前だ。 生まれて最初に授かった、自らの真名を取り戻したい。 ただそれだけの理由で、彼は万物の願望器を求める。 □ ■ □ 「そうだ」 名も無いバーサーカーの話を聞き終えた少年は、思い出したかの様に呟いた。 いや、事実思い出したのだ――自分にもたしかに願いがあった事を。 無意識の内に抱き、しかし闘争の最中に放り投げてしまった願いが。 「僕にも名前があったんだ。ヒーローなんて肩書きじゃない、母さんがくれた名前が」 人間が生まれてから、最初に受け取る愛の形。 それこそが"名前"であり、その人がその人たる証だ。 奇しくも、この主従は二人とも自分の名を忘れていた。 「名前……僕は名前が欲しかったんだ」 ヒーローにはもう、何も残ってない。 かつて手にしたものを取り戻す事も、ましてや思い出す事さえ出来ない。 だが、せめて最初に受け取った自分の"名前"だけは。 時間が奪い取ってしまったその一つだけは、自分の手で奪い返したかった。 「ありがとうバーサーカー。これで、また戦える」 今となっては、もうバーサーカーにその言葉は伝わらない。 令呪の効果は既に切れ、彼は元の狂戦士に戻ってしまったからだ。 しかし、それでもヒーローは感謝を示さずにはいられなかった。 彼がいなければ、自分は蹲ったままだったかもしれないのだから。 これから、自分は幾つもの修羅場を通り抜けるのだろう。 自分と同じ願いを持つ者と戦い、勝利し、そして殺していく。 召喚された狂戦士と共に、全ての願いに死を齎すのだ。 止まる気はない。止まれたのなら、当の昔に止まれている。 やる事は結局、元いた場所となんら変わりないのだ。 賞品が万物の願望器となっただけで、他にはほとんど同じに過ぎない。 ただ、今のヒーローには隣に相棒がついている。 それが数少ない違いの一つで、最も大きな違いだった。 彼がこうして誰かと共に戦う事など、本当に久しぶりなのだから。 バーサーカーが――自分の仲間が隣にいる。 ただそれだけで、何故だか酷く懐かしさを覚えてしまって。 頬に一筋の涙が伝うのを、ヒーローは止められなかった。 【出典】モンスターハンターシリーズ 【CLASS】バーサーカー 【マスター】ザ・ヒーロー 【真名】無銘(ハンター) 【性別】男性 【属性】中立・狂 【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:B 魔力:C 幸運:C 宝具:C(狂化時) 【クラス別スキル】 狂化:C 理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。 Cランクの場合は魔力と幸運以外が上昇するが、言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。 【固有スキル】 調合:- その場で材料を組み合わせる事で、新たな薬剤等を調合できる。 バーサーカーは本来Aランクの調合スキルを保有しているが、狂化によって喪われている。 心眼(偽):B 直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。 視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 直感:A 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。Aランクの第六感はもはや未来予知に近い。 また、視覚・聴覚への妨害を半減させる効果を持つ。 無窮の武練:A 如何なる精神状態でも十全な武芸を見せる。 このスキルのおかげで、狂化していても優れた技の冴えを見せることが可能。 【宝具】 『雄火竜の装甲』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1個 雄火竜「リオレウス」の素材を利用した装備一式。 生前のバーサーカーが最も愛用していたとされる防具。 火に対し強い耐性を持つが、反面水や龍の因子への耐性が薄い。 『炎剣リオレウス』 ランク:C 種別:対獣宝具 レンジ:1~? 最大補足:?個 雄火竜「リオレウス」の素材を使用した大剣。バーサーカーが生前最も愛用していたとされる武器。 リオレウスの翼を模して作られた剣であり、火竜の翼爪を取り付けた分厚い刀身は焔の様に赤い。 刀身に仕込まれた火炎袋と、表面に塗られた発火性のある火竜の体液が特徴であり、振り抜く度に爆炎を巻き起こし、飛竜の翼撃の如く対象を吹き飛ばす。 「斬り裂く」ことより「焼き薙ぐ」ことに重点を置いた武器であり、火に弱いモンスターには絶大な威力を発揮する。 【weapon】 「宝具」の欄を参照。 【人物背景】 人間を脅かす怪物の狩猟を生業とするハンターの一人。 ある時は村の為、ある時は国の為、またある時は自分の為に戦い続けた男。 たった独りで怪物に挑み、そして勝利してきた彼の逸話は、多くの人々の記憶に刻まれる。 しかし、逸話は数あれど、寡黙なハンターの素性を語る者は誰もいなかった。 やがて時は経ち、残ったのは数々の英雄譚と、それを為した「ハンター」という肩書きだけ。 彼の名前は、いつしか何処かへ消えてしまっていた。 【サーヴァントとしての願い】 自分の名前を知りたい。 【基本戦術、方針、運用法】 「狩る」。それだけ。 【マスター】????(ザ・ヒーロー) 【出典】真・女神転生 【性別】男性 【参戦時期】 原作終了後の、少し未来。 【マスターとしての願い】 せめて、自分の名前を取り戻したい。 【能力・技能】 超人的な身体能力を持つ。また、剣技と射撃の才能がある。 【weapon】 特筆事項無し。 かつては悪魔召喚プログラム等を所有していたが、戦いの途中で全て失ってしまった。 【人物背景】 天使と悪魔に戦いを挑み、勝利した人間。 そして、戦いの果てに全てを失った敗北者。 【方針】 「戦う」以外に道は無い。これまでもそうだったし、これからもそうなる。
https://w.atwiki.jp/sokulibe/pages/220.html
重戦士新タイプ「バーサーカー」が出現率アップで初登場! 注目ユニット紹介 実施期間 開始 2016年11月8日(火)メンテナンス後 終了 2016年11月17日(木) 14 59 提供割合 ☆ 1回 10体中9体 10体中1体 ☆4 6.00% 12.00% ☆3 30.00% 30.00% ☆2 64.00% 58.00% ☆4ユニット名(職業) 提供割合 1回 10体中9体 10体中1体 漆黒纏う幽船の長ジェーン(バーサーカー) 1.50% 3.00% 孤高の白牙ガルディス(ランサー) 1.50% 3.00% お宝トレジャーズ リシェル(フェンサー) 0.75% 1.5% 粗暴なる守護者ヴィーネル(ランサー) 0.75% 1.5% 星射必中の麗弓リオーネ(アーチャー) 0.75% 1.5% 無垢なる氷壁シルティア(ディフェンダー) 0.75% 1.5%
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/363.html
. 【scene 1 ―― Introduction】 ――また一人、私立不動高校の生徒が犠牲になった。 かねてより、「この学校は自殺者・死亡者、そして殺人犯が普通の高校より少し多いのではないか?」などと密かに囁かれていた同高校だが、先日、また何名かの生徒が、都内に発生する殺人犯の餌食になった。 昨日までに、連続殺人の犠牲者の中で、不動高校に通っている事が明らかになっているのは、五名。 で、それがまた一人増えたというわけだ。 これで六人。 今度は、三年生の女子生徒である。 ……この頃は、都内広範囲に渡って、こうした殺人事件が増加している。 ニュースによると、江東区での死者が五十二名。 百人規模の死者が出ているという異様な状況下で、都内ではまだ当たり前に時間が過ぎ去っている。 しかも、この事件の犯人であるという、「二十代後半の入れ墨の男」は、今の所は見つかっていない。 ――こういう事を言うと不謹慎だが、もし、人を殺したいと思っているのであれば、今がチャンスだろう。 そう、たとえ、他の誰かが殺したとしても、「二十代後半の入れ墨の男」の起こした事件だと、勝手に思い込んでくれるのだろうから。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 【scene 2 ―― 遠野英治】 ――人の命の重さは、平等ではないらしい。 ここにいる一人の高校生――遠野英治は、ある時、その事を実感した。 こう言うと語弊があるが、厳密にいえば、一人一人の命の重さが平等ではないという事ではなく、一人の人間の命の量は、多数の纏まった人間の命の量には決して敵わないという事である。 つまり、たくさんの人間を救う為ならば、少数を犠牲にするのは致し方ないし、自分の命を守る為にも他者を犠牲にするのは仕方が無いらしいという話だ。 きっと、多くの人は、それをやむを得ない事だと思うかもしれない。 ……そう、たとえば、有名なトロッコの倫理学の問題がある。 『線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。 この時たまたまA氏は線路の分岐器のすぐ側にいた。A氏がトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。 しかしその別路線でもB氏が1人で作業しており、5人の代わりにB氏がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。A氏はトロッコを別路線に引き込むべきか?』 この場合、多くの人間は、トロッコを切り替え、一人の人間を能動的に殺害するという手段を「許す」らしいと聞いた。 答える人間の多くは、「何もしない」あるいは「何もできない」――つまり、「五人を見殺しにする」と答えるのだが、それでも、もし反対の行動を取る人間がいたら「許す」のだ。 しかし、平然とそのトロッコを一人の人間に向けて切り替えるような人間を見た時、そして、それを許す人間を見た時、きっと英治は全身に虫が這うような殺意を覚えるだろう。 英治はこれを考える度に全身を鳥肌が駆け巡る感覚とともに、奥歯を強く噛みしめた。 ……そいつは「殺人鬼」だ。 ――――俺の大事な女性(ひと)を殺した、殺人鬼だ。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 【scene 3 ―― 小泉螢子】 「――螢子」 英治は、かつて、最愛の女性と共に湖のほとりで撮った写真を眺めていた。 彼がこの聖杯戦争の中で全ての記憶を取り戻したのは、部屋の整理中に、偶々この一枚の写真と、この女性からプレゼントされた時計が見つけ出されたからである。 しかし……この写真と時計だけは、絶対に手放すわけにはいかなかった。 最愛の人間でありながら、もう写真の中にしかいない少女――螢子。 まだそこに彼女がいた時の事……。 まだ彼が純粋に笑えた日の事……。 幼い頃からの……。 ……しかし、それは遠い思い出に過ぎなかった。 「もうすぐだよ……」 世の中は、一人の命は、百人の命を守る為ならば当然犠牲になって良いものとしている。 周囲の連中は、それを当たり前だと思っている。 多数の人間が救われる為ならば、一人を犠牲にしても良い――それを日本の法律までもが「正当防衛」だの「緊急避難」だと言って、認めていると来た。 だが、そんな、尤もらしい理由をつけようが、それは殺人に違いない。 ふざけている……。 殺された一人の命には、カスども百人の命よりも大事な想いがあるのだ。 この世の誰かに奪われた彼女の命は、一口に「一人の命」などと呼び捨てるほど単純な物ではない。 彼女が持っていた喜びや、悲しみや、怒りや、愛や、やさしさを……英治は知っていた。 小泉螢子の持っていた――英治が愛した彼女の全てが、たかが何人か何十人かの命の為に、奪われたのだ。 英治にとって、螢子の命は何百人の命よりも重い物であった。 その罪が問えず、許されてしまう――。 その罪人は殺さなければならない。 「……もうすぐ、お前の為に……」 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 【scene 4 ―― 追想】 ――英治と螢子は幼い頃から、寄り添うようにして育っていた。 二人とも同じように孤児であり、それからもずっと親しく、愛し合っていたのである。 やがて、二人は別々の家に引き取られる事になったが、それぞれの養父母は英治と螢子が会うのを快く思わなかった。 英治は遠野家で裕福に育ったが、螢子は小泉家でメイドのようにこき使われて、綺麗だった指をどんどん痛めていった。 そんな螢子の姿を見るのが、英治にはどうしようもなく耐えられない事だった。 英治は、螢子を不幸の中から救ってやりたかった。 何としても。 まずは、豪華客船オリエンタル号の処女航海に、一緒に行かないかと誘った。気晴らしになればと思ったのだ。 だが、結局は英治は養父母に発覚し、二人で行く事が出来ず、螢子だけがオリエンタル号に乗って遊びに行く事になった。 英治は寂しく思いながらも、螢子にツアーを楽しんでもらえればと、その姿を笑顔で見送った。 ……それが、英治が螢子を見た最期だった。 タンカーとの衝突。沈没したオリエンタル号。不慮の事故。 何百という犠牲者――その中に、螢子がいた。 本来なら、助かる筈だった螢子が……。 満員の救命ボートに手をかけた螢子の命は、「誰かの為」に理不尽に奪われた。 誰かが螢子の手をはねのけ、螢子を広く深い海へと追いやったのだ……。 その結果、螢子は、氷のように冷たくなって、英治の前に帰って来た……。 螢子一人の命を秤にかけ、奪った奴がこの世界にいる……。 その人間についてわかるのは、『S・K』というイニシャルのみだ……。 螢子を見殺しにしたオリエンタル号沈没事故の被害者たちで、『S・K』のイニシャルを持つ者は九人……。 九人もいた……。 ――螢子が死んだのに、『S・K』のイニシャルを持つ人間が、九人も生きのびていやがった……。 クソみたいな大学生。 尻の軽そうな女子高生。 死体ばかり描く気持ち悪い画家。 ワカメみたいな髪型の男。 成金のジジイと、どうせ金目的で引っ付いた成金の女。 ぱっと見は良い人そうな医者。 あからさまに性格の悪いフリーライター。 どいつもこいつも怪しい……。 どいつが螢子を殺したのだ……。 彼らの資料を見つめても、どいつもこいつも生きている価値のない人間に見えた。 こいつら百人の命が寄り集まっても、螢子一人の命の尊さに敵うとは思えなかった。 こいつらも結局、誰かを見殺しにのうのうと生きているわけだ。 あの事故で生き延びた人間は全員そうだ。誰かを蹴落としたクズに違いない。 九人の内、誰か一人が、螢子を殺した『S・K』だという。 そう。そいつは絶対に裁かれなければならない。 だが、警察は当てにならない。 法律で裁けないのだから、その人物を警察に突き出しても仕方が無いのだ。 ……つまり、英治がこの手で殺すしかない。 それでいい。 それで英治は満足するのだ。 螢子を殺してまで生き延びた人間が死んでくれれば、彼はそれでもう満足だった。 人を殺してまで生き延び、人を殺してまで誰かを救い、未だに生きている罪人を――この手で殺す。 奪われた側の人間にとって、そんなに簡単に、「カルネアデスの板」などというものを認められるわけがない。 罪なき螢子は、最後まで幸せになる事を許されなかったというのに、誰かを殺した人間が少なくとも『生きている』事を許されているというのが現実だ。 世界が敵に回ってもお前に味方すると言う口説き文句があるように、遠野は世界を犠牲にしても螢子を愛せた。 螢子は世界に犠牲にされたのなら、英治はそんな世界を許しはしない。 法律など関係はない。 螢子の命さえ守れない法律などに……。 ……そう、彼は、『大の為に小を犠牲にした』事が許せないのではないし、『自分の命の為に他者を犠牲にする』行為を許せないのでもない。 『最愛の螢子を殺し、それを正当化した理論』が許せないのだ。 それが彼の狂気の原動力だった。 助けを求めてもがいた螢子を、救命ボートから突き落とした人間……。 螢子が最後に求めた救いを、跳ねのけた最悪の奴……。 結局、九人の内、誰が螢子を殺したのかはわからなかった。 英治は、それを必死に探し、答えを求めた。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 【scene 5 ―― 『バーサーカー』】 そして。 そんな彼の前に現れたのは、仇を殺す以外の、もう一つの「手段」だった。 それがこの、聖杯戦争だ。 言語能力のない『バーサーカー』を引き当ててしまった彼だが、既に聖杯戦争のルールは、ある方法で把握している。 記憶の覚醒と共に現れ、英治も知らないどこかで「虐殺」を続けた怪物。 それ――バーサーカーは、今、彼の前にいる。 「――聖杯戦争、か」 イニシャルが『S・K』の人間を殺すのではなく、くだらない願いの為に他を犠牲にしようとするカス共を殺す事で、螢子を生き返らせる事が出来るとは、何と都合の良い事だろう。 仇を殺すよりもずっと意味のありそうなゲームだった。 何せ、仇を殺しても自分たちの気が晴れるだけで螢子は帰って来ないが、このゲームに勝利すれば、螢子は生き返るのである。 ……まあ、勿論、全てが終わり、螢子が甦ったならば、「仇探し」をさせてもらうが、その人間を問い詰めこそすれ、殺すまでは至らないかもしれない。 螢子がよみがえるのなら、英治としてはそれでよいのだから。 とはいえ、螢子が冷たい水の中でどう苦しんだのかを思えば、怒りも湧くが――後の事は、螢子の判断に任せよう。 そいつをどうするかはともかく、英治は螢子を甦らせる事を優先した。 「……」 戦争に乗る覚悟なら充分ある。他人を殺す覚悟も。 どうせ敵は、英治ほど大事な願いを持っているわけでもない奴らである。 くだらない事しか考えていない、温室育ちの連中だ。 ――いや、やはり、相手が誰だろうと英治の信念は揺るがない。 螢子の為ならば、英治は螢子以外の全てを犠牲にできる。 ……そう、自分の命だって厭わない。 だから。 「――バーサーカー、俺の命令はたった一つだ」 目の前に現れた、巨体の怪物の方に、彼は向き直した。 無口で、どこか威圧感のある恐ろしい怪物であったが、マスターである英治への殺意はないらしい。 いや、流石に英治との協力関係くらいはわかっているのだろう。 言葉を話す事は出来ないにせよ、言葉を多少は理解している、という事か。 だとすれば、話が早い。 英治が言いたい事は、本当にただ一つなのだから。 「この俺以外のマスターとサーヴァントを――――全員殺せ!!」 皮肉にも――彼が呼び出した、この『バーサーカー』のサーヴァントは、本来、この後に英治が扮して、『S・K』たちを殺す為に利用する洋画の怪人と同じ名前だった。 その名は、『殺人鬼ジェイソン』。フルネームで言えば、『ジェイソン・ボーヒーズ』。 「……」 彼は、頷く事もなく、自分を維持するマスターに対してだけ、殺意も理性も抱くなく、ただ見下ろしていた。 そう――自分と同じ、狂った殺人鬼の姿を。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 ジェイソン・ボーヒーズ 【パラメーター】 筋力B 耐久EX 敏捷E 魔力C 幸運C 宝具EX 【属性】 混沌・狂 【クラススキル】 狂化:A+ 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。 【保有スキル】 戦闘続行:A 名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。 「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」と表現される。 怪力:B 魔物、魔獣のみが持つとされる攻撃特性で、一時的に筋力を増幅させる。 一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間は「怪力のランク」による。 【宝具】 『13日の金曜日』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身) 何度殺されても必ず蘇り、殺人鬼として人々を恐怖に陥れたジェイソンの逸話から生まれた宝具。 バーサーカーの死後、マスターの魔力を消費するのと引き換えに、再び英霊として聖杯戦争の舞台に現界する効果を持つ。 再臨後は筋力のパラメーターが1ランク上昇する(それ以上の上昇値がない場合は+が付く)が、代わりにマスターの制御下を逃れ、視界に入るもの全てに対して無差別な殺戮を始める可能性が高まっていく。 その為、マスターにとってもリスクが大きく、何度も使用すると危険しか生まないので、バーサーカーを死なせないようにする必要がある。 特に回数制限はないが、マスター不在である場合には、この宝具が発動される事は無いので、マスター死亡後にバーサーカーが死亡すればそれが最後。 『クリスタルレイク』 ランク:B+ 種別:結界宝具 レンジ:? 最大捕捉:? バーサーカーの固有結界。 自らが溺死したクリスタル湖と、その周辺の鬱蒼とした森とキャンプ場。 この場所に敵のサーヴァントやマスターを引き込み、バーサーカーの 固有結界内は霧に囲われ、結界に捉われたマスターやサーヴァントの視界も曖昧になる。 結界内では、バーサーカーはAランクに相当する『気配遮断』のスキルを獲得し、至近距離に到達されない限り、バーサーカーの存在を感知する事が出来なくなる。 ここに誘い込まれたマスター、サーヴァントは言い知れぬ不安感に襲われ、いずれかのパラメーターが1~2ランク程度下がる場合もある。 【weapon】 『アイスホッケーマスク』 『無銘・斧』 【人物背景】 虐めによってクリスタル湖で溺れさせられた11歳の少年、ジェイソン。 彼は先天的な障害によって、顔は奇形であり、脳が小さく、それが虐めの原因だったとされる。 溺死したかに思われたが、彼は実は生きていた。 巨大な怪物の殺人鬼ジェイソンへと変わり果てて…。 何度死亡しても、落雷や超能力、サイボーグ化などによって毎度のように復活。 死亡する度に人間離れした「不死の怪物」となっていく。 この怪物の弱点は、母親と同じ恰好や話し方をする女性や、幼い頃の自分と重なる相手と相対すると戦意を喪失する事がある事。 また、ある伝説においては、「水が苦手」とも言われているが、彼自身は「大嫌い」なだけで致命的な弱点とはなり得ない。 【マスター】 遠野英治@金田一少年の事件簿 悲恋湖伝説殺人事件 【マスターとしての願い】 螢子の蘇生。 【weapon】 『S・Kのイニシャルが刻まれたキーホルダー』 オリエンタル号の沈没事故で遺体となって引き上げられた小泉螢子が握っていたキーホルダー。 イニシャルらしき物が刻まれており、それを理由に彼は凶行を引き起こす引き金になっている。 『螢子と撮影した写真』 螢子と二人で撮影した写真。裏に衝撃的な事実が書いてある。 原作では衝撃的な事実と一緒に、日付も書いてあるが、サザエさん時空な為に後の話と矛盾が生じている。 その為、二次創作の上では特に日付は書いてない事にする。 【能力・技能】 「イニシャルがS・Kの奴が妹を殺したっぽいので、とりあえず条件に合うS・Kは全員殺す」という超身勝手な理由で手の込んだ殺人計画を実行する、ネジがぶっ飛んだ行動が平然と出来る。 「死体を木の上に乗っける」、「死体を冷蔵庫に詰め込む」といった、過剰に猟奇的な死体遺棄も平然とやってのける。 ボートを動かす技術くらいはある。 あと、名探偵の名推理によると、死ぬ事を大して恐れていないらしい。 (また、彼の能力ではないが、彼の通う不動高校は極端に治安が悪く、あらゆる災厄を引き付ける性質を持っている。 殺人事件が多発するほか、遠野英治の他にも生徒・教師など現在11名が殺人事件を起こしており、数十名の殺人事件被害者・自殺者を出しており、この高校は都内にある。 一応、校内で殺人事件が発生した事は連載中で二回しか無いが、在籍者や関係者がよく人が死ぬので、激戦地や死者大量発生などの現象が極端に起こりやすくなっているだろう。) 【人物背景】 私立不動高校の三年生で、元生徒会長。 現在の生徒会長である七瀬美雪によると優しい先輩だったらしく、ぱっと見は感じの良い好青年。美雪と付き合っているという噂もあった。 しかし、その正体は悲恋湖リゾートで起きた連続殺人の犯人・『殺人鬼ジェイソン』である。 彼の動機は、数年前に起きたオリエンタル号沈没事故の際に、最愛の女性・小泉螢子を満員の救命ボートから突き落とした人間への復讐だった。 ボートに乗っていた他の人間を助ける為の正当防衛とはいえ、螢子の命を奪った人間を結果的に殺したその人物を遠野は許さなかったのである。 そして、螢子の命を奪った人物の手がかりは、彼女自身が教えてくれた。 彼女は、最期に、自分を突き落とした人間がバッグにつけていたキーホルダーをむしり取っていたのである。 そこには、その人物のイニシャル『S・K』が刻まれていた。 だが、遠野がどれだけ探しても、イニシャル以外の情報は結局つかめず、螢子を殺した人物は九人もいた……。 そこで彼は考えた。 だったら、全員殺せばいいのだと。 【方針】 何を犠牲にしてでも聖杯を必ず手に入れ、螢子を蘇生させる。 目的を果たした後は、元の世界で螢子を殺した人間を探し出す。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 【scene 0 ―― 『聖杯戦争』】 ……英治が聖杯戦争の全てを知ったのは、今日の放課後の事だった。 腕を捲り、昨夜、すべてを思い出してから突然現れた痣を、英治は気にしていた。 嫌な形に出来ており、てっきり憎しみが高じて腕に刻み付けてしまったのかと思ったが、どうやら違ったらしい。 『あれ? 遠野くん。その腕の痣、どうしたの……?』 そして、それを見ていたクラスメイトの女子に突然声をかけられる事になった。 髪が長く、妖艶な雰囲気を伴った、まあ、美少女といって良い方な同級生(英治はあまり彼女に興味がないが)。 そんな同級生に、ふと言われた一言。 『――……もしかして、遠野くんも「マスター」なのかしら?』 はじめは、この一言もわけがわからず、きょとんとした。 しかし、それだけ英治にとって引っかかる言葉が告げられた以上、何かある。 そう思い、彼女の話を聞く事にした。 『やっぱり? でも、「聖杯戦争」について何も知らないの? それってマズいじゃん! ねえ、じゃあ、この後すぐに、校舎の裏まで来て、全部教えてあげる――』 英治は、普段、温和な性格で通っている。 三年生になって引退するまでは生徒会長として真面目にやってきた程だ。 だから、彼女は、英治の事を無条件で信頼し、話してしまったのだろう。 『聖杯戦争っていうのはね、――』 彼女の口から、『令呪』と『聖杯戦争』の情報を得た英治は、驚き、そして、「覚悟」を決めた。 突飛な話だが、自分が螢子の事さえ忘れてこんな所にいる、という状況が既に、不可解でしかない。 英治には、たとえ、爆発に巻き込まれて全ての記憶を失っても螢子の事だけは忘れないという絶対の自信があったくらいだ。 そう――。 いま、この状況ならば、相手は無防備――『サーヴァント』とかいう奴もいない。 『ねえ、私と同盟組まない? 私は別に聖杯なんて欲しくないし、早くパパやママの所に帰りたいから――』 彼女は、そう提案した。 英治は、彼女の言葉を普段通りの笑顔で受け入れた。 それから、彼女は、「じゃあ一緒に帰ろう」と、笑顔で言った。 仲間だと思っているらしい。 『えっ……、何するのっ……遠野く……ちょっ、やめ――――』 そして、英治は、彼女の首を後ろからベルトで絞めて――――殺した。 犯行は誰にも見られなかったようなので、校内の繁みに隠し、夜になってから、バラバラにして、公園に棄てた。 英治が初めて『バーサーカー』と会う事になったのは、その帰り道だ。 ……ちなみに、彼女の死は、「二十代後半の入れ墨の男」が引き起こした連続殺人の一つという事になっているらしい。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 【備考】 遠野英治の令呪の位置は、左腕(腕を少し捲ると見えますが、普通は視えません)。 「S」、「I」、「く」のような形の三画が繋がったような感じで発現しています。 ちなみに遠野英治は、不動高校に通っていた『マスター』の少女を、一人殺害済です。
https://w.atwiki.jp/epicofbattleroyale/pages/674.html
【クラス】 バーサーカー 【外見】 吐き気を催す醜悪な異形。皮膚がない単眼のケンタウロス。前足の周りに肉厚の鰭。だらりと伸びた両腕は地面に届くほど長い。 不釣り合いに巨大な頭は、肩の上をぐらぐらと揺れ動く。乱杭歯の並ぶ口はクジラのように大きく裂け、鼻面はブタのよう。大きな一つ目は燃えさかる石炭のよう。 +霊基再臨LV1 一回り大きくなり、ねじれ歪んでさらに禍々しくなる。 +霊基再臨LV3 頭の後ろにもう一つの目が出現し、死角がなくなる。 +最終再臨 ? 【真名】 +第四節 Get Your Fight Onクリアで開放 ナックラヴィー 【性別】 不明 【属性】 混沌・狂 【ステータス】 筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:C 幸運:D 宝具:B 【クラス別スキル】 狂化:B 理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。 【固有スキル】 異形の魔眼:C 吐き気を催す醜悪な異形と、恐慌の魔眼をあわせ持つ。初めて出会った者を恐怖させ、その後も近づくたびに威圧の精神干渉を与える。 目を合わせた対象に恐怖を吹き込み、捕捉判定にペナルティを与える。この効果は目を合わせる度に発動し、最終的に対象は発狂する。 対魔力で抵抗可能。フォモールとの類縁関係が疑われるため、バロール並みとはいかぬまでも魔眼の力を持つ。 水棲:B 水中への適応能力。海の中にいる間、全てのパラメーターがワンランクアップする。ただし淡水を体に浴びるとダメージを受ける(苦しむだけで、滅びはしない)。 精神汚染:A 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。ただし同ランクの精神汚染がない人物とは意思疎通が成立しない。 もともと獣並みの知性しかなく、言葉も話さないので会話はほぼ不可能。皮膚がないので常に痛みを感じており、周囲の生命を憎悪している。 マスターとだけ、念話とボディランゲージを交えることにより、多少の意思疎通が可能である。その精神に深入りしてはならない。 【宝具】 +第四節 Get Your Fight Onクリアで開放 『死の鎖(モータシーン)』 ランク:B 種別:対軍宝具 種類:Buster 【マテリアル】 +キャラクター詳細 ■■■■■■■■■■■■! +絆LV1で開放 身長:7フィート(2.1m)以上(可変) 体重:2000ポンド(900kg)以上(可変) 出典:オークニー諸島の民話 地域:オークニー諸島 属性:混沌・狂 性別:不明 スコットランドの北に浮かぶオークニー諸島の民話に登場する怪物。「フーア」と呼ばれる水妖の一種で、海中に棲む。 +絆LV2で開放 海から上陸して人畜を殺害し、口から毒の息を吐いて作物を枯らしてしまう。弱点は真水で、流れる川を渡ることができず、体に真水をかけられると悶え苦しむ。 また海藻(ケルプ)を焼いた煙の臭いも嫌うが、これを嗅ぐと激しく怒り、恐ろしい疫病(モータシーン)をばら撒くという。 (近世のオークニー諸島では、石鹸やガラス製造用の炭酸ナトリウムを抽出するため、海藻を焼くことが基幹産業だった) ケルピーやノッグル、タンギー、アッハ・イーシュカといった、ブリテン諸島に伝わる水棲妖馬のバリエーションと思われる。 またアイルランド神話に登場し、海や疫病と関係のあるフォモール族の一派ではないかともいうが定かではない。 ほぼ原典通りの姿と能力であるため、知識がある者には真名看破されやすい。女体化すると皮膚を剥いだ空母ヲ級か海底要塞モリアワセっぽくなりそう。 長い腕で敵を掴んだり薙ぎ払ったりし、馬の脚で蹴りや踏みつけを放つ。噛みつきや頭突き、体当たりも強烈。口からは疫病の息を吐くため近づくのも危険。 体液は黒いタールのようで、体に触れると粘りついて離さず、そのまま海中へ潜って固有結界を展開、溺死させる。 +絆LV3で開放 『死の鎖(モータシーン)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1-99 最大捕捉:1000 Mortasheen,Mortercheyn。バーサーカーの大きな口から放射される、熱い蒸気のような有毒の吐息。超常的な疫病を周囲に撒き散らす。 現代医学では「鼻疽(びそ、glanders)」と診断される人獣共通感染症に類似するが、魔力を含む呪いであるため通常の医術では治療できない。 発熱、頭痛を初期症状として呼吸器系を冒し、膿胸や肺炎を引き起こす。やがて皮膚や筋肉、臓器に膿瘍が広がり、敗血症性ショックで死に至る。 飛沫・経口で連鎖的に感染し、バーサーカーに近づくほど症状は悪化する。幸いにもマスターだけは標的から外すことができる。 サーヴァントは対魔力でどうにかなるが、マスターが罹患すると極めて危険。人間よりも動物の方が罹患し易い。植物がこの吐息を浴びると枯れてしまう。 +絆LV4で開放 『海の底でうたう唄(ロッホラン・フォモール)』』 ランク:C 種別:結界宝具 レンジ:1-99 最大捕捉:100 バーサーカーが海中にいる時に展開できる固有結界。様々な魚や海獣が悠々と泳ぎ回る深い海そのもの。 飲み込まれた者は強い水流で暗黒の深海に引きずり込まれ、水中で呼吸でも出来ない限り溺死する。 奥底にはかつてブリテン諸島から追放された異形の巨人族フォモールどもが棲み、犠牲者に襲いかかって貪り食らう。 また、この宝具は海水から少しずつ魔力を吸い上げてバーサーカーのエネルギーとすることができ、魔力に乏しいマスターでも現界を維持できる。 逆に言えば、陸上での現界を長時間維持することは困難。定期的に海中に入る必要があるため、海の近くから離れられない。 +絆LV5で開放 星座聖杯では新巻圭の鯖。異形の海産物だがクトゥルフ神話とは特に関係ない。 会話不能で制御困難、海水がないと魔力切れを起こし淡水が弱点という面倒な鯖。冬木なら海があるからなんとか…。 +???クリアで開放 ? 【絆礼装】 +絆LV10で開放 ?
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/6186.html
autolink() FZ/S17-059 カード名:血に飢えた獣 バーサーカー カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:1000 ソウル:1 特徴:《サーヴァント》?・《武器》? 【自】[あなたの山札の上から1枚をクロック置場に置く]このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の「無毀なる湖光」を1枚選び、手札に戻す。 【自】チェンジ[① このカードを控え室に置く]あなたのドローフェイズの始めに、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の「呪詛の具現 バーサーカー」を1枚選び、このカードがいた枠に置く。 ……ar(ア)……ur(ア)……ッ!! レアリティ:R illust. ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 呪詛の具現 バーサーカー 1/1 6500/1/0 赤 チェンジ先 無毀なる湖光 2/0 EV 赤